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グランハート町田が開業、「これこそが地域包括ケア」のモデル複合施設


充実した診療科のクリニックや介護施設を集積、18年春には特養ホーム100床も開設

2016/11/22

医療・介護・福祉の複合施設「グランハート町田」
医療・介護・福祉の複合施設「グランハート町田」
 一般社団法人 グランハート町田(東京都町田市山崎町2055-2、Tel.042-810-1031)は10月1日、東京都町田市の木曽山崎団地地区に、医療、介護、福祉施設が集積する複合施設「グランハート町田」を開業した。医療施設は内科、脳神経内科、人工透析内科を標榜し、総合病院のような科目数を備える。介護・福祉関連のテナントも充実し、2018年4月には100床の特別養護老人ホームが開業する。町田市も地域包括ケアの拠点施設となることを期待するなど、複合施設のモデル事業となりそうだ。

 グランハート町田の所在地は東京都町田市山崎町2055-2で、周辺はいくつかの団地に囲まれている。特に山崎団地は高齢者の世帯が多いと言われており、医療、介護のニーズが高い。

 今回一つの敷地内(敷地面積4873m²)に地域の医療、福祉に対応した施設が配置された。延べ2977m²の施設はクリニック棟と医療関連複合サービス棟に分かれている。

「やました内科・脳神経クリニック」の診察室
「やました内科・脳神経クリニック」の診察室
 クリニック棟には「やまざき整形外科・外科」「やました内科・脳神経クリニック」「グランハート歯科クリニック」「グランハート透析クリニック」「ドリーム薬局 山崎店」「みんなの在宅医療ステーション 町田」を配置した。

 いずれも本格的な施設で、例えばやました内科・脳神経クリニックは、内科、脳神経内科、脳神経外科(手術などは他施設を紹介)のほか放射線科も標榜し、MR画像診断も行う。

 高齢の患者が見込まれるため、リハビリに使える機器も導入している。

 グランハート透析クリニックは、人工透析内科、腎臓内科、糖尿病内科を掲げる。透析のベッド数は27ベッドと総合病院並み。透析機器ではオンラインHDFを25台、重度障害がある透析困難者にも対応可能な個人器2台を設置した。

(続きは本紙で)

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