財務省は、四半期別法人企業統計調査2016(平成28)年4~6月期を発表した。これによると、金融業、保険業を除く設備投資額は9兆3145億円で増加率はプラス3.1%(前期はプラス4.2%)となった。
業種別にみると、製造業では、金融製品、汎用機械、業務機械などで減少したものの、輸送用機械、化学、鉄鋼などで増加したことから製造業全体ではプラス11.1%(同プラス6.7%)となった。一方、非製造業では、電気業、運輸業、郵便業、不動産業などで増加したものの、サービス業、情報通信業、建設業などで減少したことから、非製造業全体ではマイナス1.3%(同プラス2.9%)となった。
資本金階層別の増加率をみると、10億円以上の階層はプラス4.5%(同プラス6.1%)、1億~10億円の階層はプラス8.4%(同マイナス0.1%)、1000万~1億円の階層はマイナス2.6%(同プラス2.5%)となった。
なお、ソフトウエア投資額は7642億円で、増加率はプラス2.2%(同プラス2.7%)となり、ソフトウエア投資額を除いた設備投資額は8兆5502億円で、増加率はプラス3.1%(同プラス4.3%)となった。