財務省は、四半期別法人企業統計調査2016(平成28)年1~3月期を発表した。これによると金融業、保険業を除く設備投資額は13兆6805億円で、増加率はプラス4.2%(前期はプラス8.5%)となった。
業種別にみると、製造業では、電気機械、石油・石炭、はん用機械などで減少したものの、輸送用機械、化学、情報通信機械などで増加したことから、製造業全体ではプラス6.7%(同プラス10.2%)となった。一方、非製造業では、不動産業、運輸業、郵便業、卸売業、小売業などで減少したものの、電気業、建設業、サービス業などで増加したことから、非製造業全体ではプラス2.9%(同プラス7.6%)となった。
資本金階層別増加率をみると、10億円以上の階層はプラス6.1%(同プラス3.5%)、1億~10億円の階層はマイナス0.1%(同プラス11.1%)、1000万~1億円の階層はプラス2.5%(同プラス17.8%)となった。
なお、ソフトウエア投資額は1兆1701億円で、増加率はプラス2.7%(同プラス3.9%)となり、ソフトウエア投資額を除いた設備投資額は12兆5104億円で、増加率はプラス4.3%(同8.9%)となった。