財務省は、四半期別法人企業統計調査2015(平成27)年10~12月期を発表した。これによると金融業、保険業を除く設備投資額は10兆5302億円で、増加率はプラス8.5%(前期はプラス11.2%)となった。
業種別にみると、製造業では、化学、石油・石炭、金属製品などで減少したものの、情報通信機械、輸送用機械、生産用機械などで増加したことから、製造業全体ではプラス10.2%(同プラス12.6%)となった。一方、非製造業では、運輸業、郵便業、情報通信業、建設業などで減少したものの、卸売業、小売業、サービス業、物品賃貸業などで増加したことから、非製造業全体ではプラス7.6%(同プラス10.4%)となった。
資本金階層別の増加率をみると、10億円以上の階層はプラス3.5%(同プラス8.1%)、1億~10億円の階層はプラス11.1%(同プラス4.8%)、1000万~1億円の階層はプラス17.8%(同プラス21.8%)となった。
なお、ソフトウエア投資額は8551億円で、増加率はプラス3.9%(同プラス10.9%)となり、ソフトウエア投資額を除いた設備投資額は9兆6751億円で、増加率はプラス8.9%(同プラス11.2%)となった。