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DBJの植村佳代氏、介護ロボを講演(2)、3要素技術の米特許は日本が6割


2015/10/13

 (株)日本政策投資銀行の植村佳代氏による介護ロボットの講演を紹介する連載2回目は、「わが国における介護ロボット開発の強み」、「わが国の北欧を活用した介護ロボット開発の取り組み」、「デンマークおよびスウェーデンにおける介護ロボットの取り組み」を伝える。
 植村氏は、ロボット技術の3要素である(1)センサー、(2)駆動系(アクチュエーター)、(3)知能・制御系の各技術において、日本は高い競争力を有していることに加え、自動車産業や電機産業などで培われた優れた技術を活用することが可能である点で、潜在的な強みを有すると解説した。具体的には、ロボット要素技術の国籍別米国特許保有件数の日本のシェアは、(1)センサー(ジャイロ、加速度、磁気、力、エンコーダ、イメージ)の各デバイスは40%から60%を占め、(2)駆動系(ブラシレスDCモーター、サーボモーター制御、ハーモニックドライブ減速機)は、60%から90%と、ともに最も高いシェアを有している。そして、(3)知能・制御系は、人工知能が10%(米国70%超)、画像認識60%、音声認識20%(米国70%超)となっている。これらロボットの3つの要素技術の特許シェアは、日本が60%近く(米国20%程度)を占めており、介護ロボットの製造においてこれらの技術を活かせる可能性が高いことがわかる。

在宅生活を支援する機器(自分で移動ができるリフト)
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指示を受け上下するハンガー
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(続きは本紙で)

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