財務省は、四半期別法人企業統計調査2015(平成27)年1~3月期を発表した。これによると設備投資額は13兆1294億円で、増加率はプラス7.3%(前期はプラス2.8%)となった。
業種別にみると、製造業では、食料品、化学、業務用機械などで減少したものの、輸送用機械、電気機械、情報通信機械などで増加したことから、製造業全体ではプラス6.4%(同プラス8.0%)となった。一方、非製造業では、建設業、運輸業、郵便業などで減少したものの、卸売業、小売業、サービス業、電気業などで増加したことから、非製造業全体ではプラス7.8%(同プラス0.3%)となった。
資本金階層別の増加率をみると、10億円以上の階層はプラス4.5%(同プラス3.0%)、1億~10億円の階層はプラス11.1%(同プラス15.3%)1000万~1億円の階層はプラス12.2%(同マイナス4.4%)となった。
なお、ソフトウエア投資額は1兆1393億円で、増加率はプラス0.2%(同マイナス7.5%)となり、ソフトウエア投資額を除いた設備投資額は11兆9901億円で、増加率はプラス8.1%(同プラス3.9%)となった。