ある日の帰り道、スマホで過去に放送されたラジオを聴いていると、お笑いコンビ「おぎやはぎ」の矢作兼氏がピックルボールというスポーツについて話しており、驚いた。というのも、ちょうどその日は堺市のホテル内で開発されたピックルボール施設を取材した後だったからだ。後日、別のラジオを聴いていると、おぎやはぎの小木博明氏もピックルボールの話をしていた。筆者は取材に行くまで、ピックルボールについてまったく知らず、こうメディアで何度も取り上げられると、自分の無知ぶりが恥ずかしくなった。
「ラックハウジング Pickleball Base Osaka」のコート
ピックルボールとは、バドミントンと同じ大きさのコートで、卓球のラケットより少し大きい「パドル」を使い、穴の空いたプラスチック製のボールをテニスのように打ち合うアメリカ発祥のラケットスポーツである。コートが小さく、スピードが出ないボールを使うため、初心者でも簡単にラリーができ、子どもからシニアまで幅広い世代がプレイできる生涯スポーツとして楽しまれているという。競技人口については、一般社団法人日本ピックルボール協会のHPによれば、日本国内(24年4月時点)で5000人としている。ただ、ピックルボールの推進事業などを行う(株)ピックルボールワンは、25年3月時点で競技人口が約4万5000人であるという推計を発表しており、24年3月に比べ約5倍競技人口が増加したという。日本でもブームになりつつあることは間違いなさそうだ。
ファンダメンタルジャパン(株)は、南海本線堺駅直結のホテル「ホテル アゴーラ リージェンシー 大阪堺」内に、ピックルボール専門施設「ラックハウジング Pickleball Base Osaka」を開発した。ファンダメンタルジャパンの調べによれば、ピックルボール専門施設が開発されたのは、大阪府で初めてだという。この施設では、ピックルボール専用コート6面(屋外)を設置。体験会などの実施とともに、ジュニアや大学生の大会を開催し賑わいを創出していく。また、ラックハウジング Pickleball Base Osakaは、マレーシアのピックルボール施設「Paddle Up Malaysia」と提携。プレーヤーやコーチ同士の交流などを通じてスポーツツーリズムの促進にも努めていき、今後も使用していないテニスコートがあればピックルボール専用施設を誘致できるという。
筆者も内覧会の際にピックルボールを体験させてもらったが、テニスのようなスピンやスライスなど複雑な技術も必要なく楽しめるスポーツだった。これから関西でもピックルボールが流行るのか注目だ。