(株)日本医療企画と月刊『最新医療経営フェイズ・スリー』は、フェイズ・スリー創刊30周年記念フォーラム「地域医療大再編時代の幕開け!! 機能別病院経営の戦略と戦術」を、3月4日に大和ハウス工業(株)東京本社で開催した。そのなかで、(社医)慈生会理事長の伊藤雅史氏、(医)伯鳳会グループ理事長の古城資久氏、聖光会グループ理事長の西村直久氏の各講演と3人によるシンポジウム「地域医療再編に向けた改革と医療機関に求められる戦略」が行われた。今回は前回に続き、その様子を紹介する。
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◆エリア・事業規模を拡大する伯鳳会グループ
伯鳳会グループの古城理事長は、グループの現状を紹介した。医業総収入は、1999年の約53億円から2014年に240億円、経常利益は1999年の約5.5億円から2014年に40億円となっており、医業総収入は兵庫県尼崎市の新拠点が加わることで、2015年は300億円となる見通しだ。また、事業エリアが赤穂市、神河町、姫路市、明石市、尼崎市、伊丹市から、大阪市、東京都墨田区へと拡大していることなどを挙げた。
(続きは本紙で)