財務省は、四半期別法人企業統計調査2014(平成26)年10~12月期を発表した。これによると設備投資金額は9兆7080億円で、増加率はプラス2.8%(前期はプラス5.5%)となった。
業種別にみると、製造業では、食料品、業務用機械、生産用機械などで減少したものの、化学、電気機械、情報通信機械などで増加したことから、製造業全体ではプラス8.0%(同プラス10.8%)となった。一方、非製造業では、電気業・情報通信業、物品賃貸業などで減少したものの、サービス業、運輸業、郵便業、卸売業、小売業などで増加したことから、非製造業全体ではプラス0.3%(同プラス2.7%)となった。
資本金階層別の増加率をみると、10億円以上の階層はプラス3.0%(同プラス0.8%)、1億~10億円の階層はプラス15.3%(同プラス17.7%)、1000万~1億円の階層はマイナス4.4%(同プラス8.6%)となった。
なお、ソフトウエア投資額は8233億円で、増加率はマイナス7.5%(同プラス4.6%)となり、ソフトウエア投資額を除いた設備投資額は8兆8847億円で、増加率はプラス3.9%(同プラス5.6%)となった。