電子デバイス産業新聞(旧半導体産業新聞)
新聞情報紙のご案内・ご購読 書籍のご案内・ご購入 セミナー/イベントのご案内 広告のご案内
第601回

NEDIA主催「電子デバイスフォーラム京都2024」は10/31から11/1に開催


基調講演は泉谷渉、東京エレクトロン、三菱電機、そして舞妓さんも登場

2024/10/25

 電子デバイスに関する国内最大の団体をご存知であろうか。それは、一般社団法人日本電子デバイス産業協会(略称NEDIA)なのである。会員総数は400社近くに上っており、デバイス、装置、材料さらには人材カンパニーなど様々な業種の企業が会員に列を連ねているのだ。

 NEDIAが開催する最大イベントは、電子デバイスフォーラム京都であり、迎えて第11回となる。これは、西日本最大の電子デバイス関連のフォーラムであり、参加数は年々増大するばかりなのである。会期は2024年10月31日(木)10時から11月1日(金)17時30分。会場は京都リサーチパーク(KRP)。今回のテーマは「新時代の日本の半導体/電子部品の飛躍戦略を探る!!」

 初日すべてを見るセッションは3万円、2日目のセッションは3万7000円、2日連続で見た場合は4万9500円という参加費になっている。NEDIA役員、プログラム委員紹介などの場合は参加費の10%割引となっており、筆者はNEDIAの理事(副会長)であるからして、割引サービスを紹介可能。参加される場合は、ご連絡いただけると感謝。

 初日(10/31)の午前中の基調講演は、11回連続で筆者こと泉谷渉が務めさせていただいている。今回の講演テーマは「電子デバイス産業は異次元の成長段階に突入したのだ!~シリコン列島ニッポンによる新たな国おこし~」。そしてまた、東京エレクトロンの経営戦略室の西村和哲氏が「半導体製造装置業界の役割と将来への成長に向けて」というタイトルで講演される。もう一方は、三菱電機の先端技術総合研究所の西沢昭剛氏が「先端技術総合研究所における研究戦略」というタイトルで講演されるのである。

 小規模ではあるが、展示会も併催している。京都を代表する企業であるローム、村田製作所、SCREENセミコンダクターソリューションズ、堀場製作所をはじめ田中貴金属工業、野村マイクロ・サイエンス、北海道苫小牧市、エヌディアイなどアクティブな企業・団体の方々が出展されることになった。

京都名物の舞妓さんの踊りも見られるレセプション
京都名物の舞妓さんの踊りも見られるレセプション
 技術セッションは、この時代を反映してAI、パッケージ技術、高密度実装、パワーエレクトロニクス、カーボンリサイクルなど注目される内容となっている。そして毎年のように好評を得ているのが、初日の17時から開催されるレセプションなのである。何しろ、業界のキーパーソンが非常に多く参加されるわけであり、名刺交換をするだけでも有益なイベントとなっている。さらに、京都といえば「舞妓さん」なのである。これまた、レセプションの中で舞妓さんの煌びやかな踊りを堪能することが毎年楽しみ!という人も多いのである。

 木曜日から金曜日にかけて開催されるため、その翌日以降は京都の紅葉とお寺廻りを楽しむ人たちがかなりいる!ということも筆者は知っているのである。


泉谷 渉(いずみや わたる)略歴
神奈川県横浜市出身。中央大学法学部政治学科卒業。35年以上にわたって第一線を走ってきた国内最古参の半導体記者であり、現在は産業タイムズ社 取締役 会長。著書には『自動車世界戦争』、『日・米・中IoT最終戦争』(以上、東洋経済新報社)、『伝説 ソニーの半導体』、『日本半導体産業 激動の21年史 2000年~2021年』、『君はニッポン100年企業の底力を見たか!!』(産業タイムズ社)など27冊がある。一般社団法人日本電子デバイス産業協会 理事 副会長。全国各地を講演と取材で飛びまわる毎日が続く。
サイト内検索