財務省は、四半期別法人企業統計調査2014(平成26)年7~9月期を発表した。これによると設備投資額は9兆4383億円で、増加率はプラス5.5%(前期はプラス3.0%)となった。
業種別にみると、製造業では、食料品、業務用機械、石油・石炭などで減少したものの、金属製品、情報通信機械、電気機械などで増加したことから、製造業全体ではプラス10.8%(同マイナス0.8%)となった。一方、非製造業では、建設業、電気業、情報通信業などで減少したものの、不動産業、卸売業、小売業、サービス業などで増加したことから、非製造業全体ではプラス2.7%(同プラス5.0%)となった。
資本金階層別の増加率をみると、10億円以上の階層はプラス0.8%(同マイナス1.4%)、1億~10億円の階層はプラス17.7%(同プラス13.2%)、1000万~1億円の階層はプラス8.6%(同プラス6.7%)となった。
なお、ソフトウエア投資額は7962億円で、増加率はプラス4.6%(同プラス16.1%)となり、ソフトウエア投資額を除いた設備投資額は8兆6420億円で、増加率はプラス5.6%(同プラス1.9%)となった。