財務省は、四半期別法人企業統計調査2014(平成26)年1~3月期を発表した。これによると設備投資額は12兆2307億円で、増加率はプラス7.4%(前期はプラス4.0%)となった。
業種別にみると、製造業では、化学、鉄鋼、情報通信機械などで減少したものの、輸送用機械、食料品、業務用機械などで増加したことから、製造業全体ではプラス6.8%(同プラス0.7%)となった。
一方、非製造業では、情報通信業、電気業、サービス業などで減少したものの、運輸業、郵便業、建設業、不動産業などで増加したことから、非製造業全体ではプラス7.7%(同プラス5.7%)となった。
資本金階層別の増加率をみると、10億円以上の階層はプラス4.9%(同マイナス0.1%)、1億~10億円の階層はプラス13.8%(同プラス8.3%)、1000万~1億円の階層はプラス9.9%(同プラス10.8%)となった。
なお、ソフトウエア投資額は1兆1372億円で、増加率はマイナス1.4%(同プラス16.6%)となり、ソフトウエア投資額を除いた設備投資額は11兆935億円で、増加率はプラス8.3%(同プラス2.8%)となった。