半導体産業会社録2014 ハンドブック版
監修・執筆 泉谷渉
体裁・頁数:A4変形判 128頁
発刊日:2014年3月27日
ISBN:978-4-88353-221-6 C3055\10000E
定価 11,000円(税込)
■発刊趣旨とご購入のご案内
WSTS(世界半導体市場統計)によると、2013年の世界半導体市場は前年比4.4%増の3043億ドルとなり、過去最高を記録しました。2014年は4.1%増、2015年も3.4%増と緩やかな右肩上がりが続くと予想されており、IoT(Internet of Things)、次世代自動車、医療産業といったテーマをキーワードに、今後も堅実な成長が見込まれています。
古くは「産業のコメ」、最近では「社会のコメ」と呼ばれる半導体産業は、チップを製造するデバイスメーカーに始まり、関連する製造装置や電子材料のメーカー、これらを流通させる商社、各企業の活動を支える業界団体、そして最終的にデバイスを用いて多様な製品を開発するセットメーカーといった広範なサプライチェーンを形成しています。
弊社では、半導体業界の専門紙「半導体産業新聞」をはじめ、工場立地を専門とする「工場計画情報」を発刊する一方、「半導体産業計画総覧」「液晶・EL・PDPメーカー計画総覧」「太陽光発電産業総覧」「プリント回路メーカー計画総覧」「半導体工場ハンドブック」「ミニマルファブ ハンドブック」など、関連図書を多数発刊しております。
本書は、半導体産業に関わる企業のデータを網羅して1984年に初めて発刊いたしました「半導体産業会社録」を前身とし、使いやすさを向上したハンドブックとして新たに発刊するものです。第3章に関連企業・団体約550社のデータを掲載したことに加え、第1章では今後の半導体産業の成長を牽引する期待の新アプリケーション、第2章ではニッポン半導体の未来を切り開くデバイス群を紹介し、単なるデータブックとしてだけでなく、半導体業界の最新トレンドも把握できる内容といたしました。
弊社は、半導体産業唯一の専門紙である『半導体産業新聞』を発刊する一方、『半導体産業計画総覧』『電子ディスプレーメーカー計画総覧』『プリント回路メーカー総覧』『半導体工場ハンドブック』といった関連図書を多数刊行するなど、半導体産業の取材、報道に日夜専念しています。今後も、読者諸賢の叱咤、助言をお願い申し上げます。
■内容構成
- 第1章 世界半導体産業は2030 年に40 兆円の巨大市場を築く
- ~医療産業、次世代自動車、航空産業、ウエアラブルなどの新成長分野にビッグアプリ
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- IT は成熟化しても、次なる巨大アプリが待っている
- 期待の医療向け半導体の市場が視えてきた
- がん検出は半導体チップに任せろ
- スマートウオッチなどウエアラブルデバイスが切り開く医療の未来像
- 日本経済はいまや自動車の一本足打法で生きている
- ニッポンの得意技「燃料電池車」の時代がやってきた
- 航空機関連産業は300 兆円の巨大市場だ
- 半導体の経済効果は下流まで含め100 兆円ある
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- 第2章 未来社会を切り開く期待の新デバイスが続々とラインアップ
- ~ MRAM、パワー、LED、新型MOS、新型センサーに大きな期待
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- MRAM の時代がやってくる
- ついにNAND フラッシュメモリーは3 次元の世界に突入
- パワー半導体の将来予想はどうあっても明るいのだ
- 北九州でLED アプリ創出100 億円の事業化が始まった
- 「551」面シリコン基板に3 次元立体構造MOS トランジスタを作れ
- 1 兆個のセンサーを毎年使う社会がやってくる
- 問われる8 インチ工場の活用法
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- 第3章 半導体関連企業・団体リスト550社