新装 商業施設計画総覧2024年版
商業開発のニュートレンドと、1000件以上の開発情報が分かる!
○ 商業施設、再開発、物流施設、宿泊施設など
国内1000件以上の案件を一挙掲載
○ 今後開業する商業施設の動向、トレンドをレポート
○ デベロッパー動向、直近開業した注目施設を詳述
○ 直近1年の大店立地法新設届け出をすべて掲載(資料編)
体裁・頁数:A4変形判、408頁
発刊日:2023年11月13日
ISBN:978-4-88353-372-5 C3063 \25000E
定価 27,500円(税込)
■発刊趣旨とご購入のご案内
コロナ禍の苦戦した商業施設ですが、2022年秋から人流の回復やインバウンドの復活が進み、業績も上向いてきました。日本ショッピングセンター協会によると、23年上期(1~6月)における全国の既存SCの売上高は1~6月の各月とも前年同月を超え、6月は19年比で7.7%減まで迫っています。施設によっては「客数が19年と比べると少し不足している」といった声も聞かれますが、客単価の上昇など売上高としては堅調な施設が目立ちます。一方で23年(1~9月)にオープンしたSC総数は24であり、過去と比べると多いとは言えません。
ただそうした中で、23年には過去にはなかった新しい商業施設もオープンしてきました。例えば2業態が複合した「三井ショッピングパーク ららぽーと門真・三井アウトレットパーク 大阪門真」は業界内で大きな話題となり、「THE OUTLETS SHONAN HIRATSUKA」は生鮮専門店が出店するなど一般的なアウトレットとは異なります。
商業施設は新しい動きが目立ちますが、裏を返せば従前と同じ業態では勝ち残れない厳しい時代に突入しているとも言えます。コロナ禍でECやデリバリーなど新しい消費行動が浸透し、従前からの変化はますます加速していくと思われます。商業開発や街づくりを見渡すと、東京駅前や渋谷、大阪駅前などで大型開発が進むほか、百貨店の再開発も進行しています。地方では札幌市、広島市、福岡市など政令指定都市で大型案件が控えています。今後開業する案件では、新しい時代に向けた施設づくりがなされるでしょう。
こうした時代の流れに対応すべく、これまでの商業施設計画総覧は「流通業界の動向」と「開発案件の紹介」が中心の構成となっておりましたが、今回からは「デベロッパーの動向」、「最新商業施設の紹介」、「開発案件の紹介」を中心とした形にリニューアルいたしました。
6章構成になっており、1章では今後開業する商業施設のまとめなど特集記事を掲載、2章では主要デベロッパーの動向をレポート、3章では23年上期に開業した注目商業施設を詳述、4章では全国の商業施設計画として案件ごとの紹介、5章では全国のホテル・宿泊施設計画を案件ごとに紹介、6章では関連資料として大規模小売店舗立地法の新設届け出状況を収録しております。
なお、弊社では定期刊行物として週刊で『商業施設新聞』を発行しており、本書の取材は同紙編集部の手によるものです。読者諸賢のご批判、ご叱正、ご助言をお願い申し上げる所存です。
■内容構成
- 第1章 2024年以降の商業施設開発・街づくり動向
- 24年以降開業の商業施設動向 24年は大阪駅で多数開業 今後は愛知で大型案件
- 大阪駅はうめきた2期、KITTEなどの開業迫る / 東京では電鉄系百貨店の再開発相次ぐ / 愛知では三井などのSC開発が続々
- アウトレット誕生30年 売上高はコロナ前超えへ / 札幌圏域、大型投資相次ぐ 再開発、半導体工場、野球場
-
- 第2章 主要デベロッパー動向
- イオンモール㈱
- 大和ハウス工業㈱
- 東急㈱
- 東急不動産㈱
- 西日本旅客鉄道㈱(JR西日本)
- 阪急阪神ホールディングス㈱
- 東日本旅客鉄道㈱(JR東日本)
- 三井不動産㈱
- 三菱地所㈱
-
- 第3章 2023年上期開業の注目施設
- 羽田エアポートガーデン
- 東京ミッドタウン八重洲
- 北海道ボールパークFビレッジ
- HIROSHIMA GATE PARK
- 東急歌舞伎町タワー
- 三井ショッピングパーク ららぽーと門真・三井アウトレットパーク 大阪門真
- THREE
- THE OUTLETS SHONAN HIRATSUKA
- HAKONATURE BASE
- voco 大阪セントラル
-
- 第4章 全国の商業施設計画
-
- 第5章 全国のホテル・宿泊施設計画
-
- 第6章 関連資料編
- 大規模小売店舗立地法の届け出(新設)状況(2022年9月~23年8月、届出日順)
-
- 施設名索引