■発刊趣旨とご購入のご案内

　半導体産業は急速に進むデジタル化の進展において欠かせないものとなっています。コロナ禍を契機にリモートワークやオンライン学習／診療が浸透、今後はメタバースなどの新市場も半導体需要を牽引すると期待されています。また、脱炭素化の動きも半導体産業にとっては重要です。環境負荷軽減に向けて低消費電力化や省資源化の要求が一気に高まっており、パワー半導体を筆頭に需要拡大が期待されています。
　需要拡大が続く一方で、地政学的リスクは増大しており、これまであった米中摩擦に加えてロシアによるウクライナ侵攻も半導体産業に大きな影響を与えています。原材料やエネルギーコストの高騰に加えて、半導体製造に対する抜本的な見直しも各国政府を巻き込んで進展しています。
　半導体産業はこうしたマクロ環境の大きな変化に伴い、まさに新たな成長トレンドに入ってきたといえるでしょう。
　本書『半導体産業計画総覧』は、日本および世界の半導体各社の生産計画、投資計画、研究開発動向、製品別動向などについて記載するとともに、グラフや図表を多数掲載し、韓国・台湾・中国勢などアジアの最新動向を盛り込み、利用の便を図るよう努めております。

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■内容構成