■発刊趣旨とご購入のご案内

　新型コロナウイルス感染症（COVID-19）拡大の影響と米中貿易摩擦、さらにはロシアによるウクライナ軍事侵攻など、半導体サプライチェーンにおける調達・供給のリスクの高まりは、世界各国に大きな影響を与え、米国でのCHIPS法（CHIPS and Science Act）施行など自国の半導体産業を強化する動きが活発化しています。日本においても、経済産業省の5G促進法による「先端半導体の国内生産拠点の確保」や「サプライチェーン対策のための国内投資促進事業費補助金」など半導体産業を育成・強化する対策を講じています。
　WSTSの市場予測によると、22年の半導体市場成長率は16.３％と予想。新型コロナや地政学的リスクなど不透明要素があるものの、半導体の潜在的な需要の強さを反映。21年後半から巣ごもり特需の一部が弱含みとなっている反面、経済活動が正常化しつつあるなかで企業の設備投資は拡大傾向にあり、半導体需要を補っているとみています。
　『半導体工場ハンドブック』は長年ご愛顧いただいている、半導体業界の方々の必携の書となっております。
　今回の巻頭特集は「重要産業・戦略物資化する世界半導体」のテーマで、米国でのCHIPS法など世界各国が半導体の自国内生産を強化する動きについてリポートします。
　特集2では「TSMCがやってくる 集積・強化する装置・材料メーカー」のテーマで、TSMCの新工場建設などをきっかけに九州地区を中心に積極的な投資を進める半導体製造装置・材料メーカーの投資動向を紹介いたします
　さらに今回は、特集3を設定。「岐路に立つ韓国半導体」のテーマで韓国半導体業界の現状と将来展望についてまとめています。

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■内容構成