車載デバイス 2021
電動化・自動運転が着実に進展 キーデバイスの全貌
◇ xEVが自動車市場を牽引
◇ クルマ社会に新たな時代が到来
◇ 自動運転のキーテクノロジーを探る
体裁・頁数:B5判、256頁
発刊日:2020年10月26日
ISBN:978-4-88353-324-4 C3055 \17000E
定価 18,700円(税込)
■発刊趣旨とご購入のご案内
世界各国で猛威を振るう新型コロナウイルスの感染拡大は、未だ収束の兆しが見えない状況にあります。自動車業界へ与えるインパクトは2009年のリーマンショック時を上回り、20年の自動車販売台数は前年比22%減の7100万台規模にまで縮小する見通しです。そのような状況のなか、他国に先駆けて経済活動を再開させた中国では、4月の新車販売台数が前年同月比4%増の207万台となりました。これは、18年6月以来、実に22カ月ぶりのプラス成長です。
一方で、CASEをキーワードにクルマの未来が大きく進化・変化しつつあります。すでに、多くの自動車メーカーが先進運転支援システムを搭載し、運転支援や部分的な自動運転を実現、車の安全性・信頼性も大きく向上させています。一部の国内OEMでは、高速道路限定ではあるものの、運転中に読書やスマートフォンなどの操作が可能な自動運転レベル3を実現する車両の市場投入を計画しています。この自動運転の実現には、イメージセンサーやミリ波レーダーに代表されるセンシングデバイスはもとより、車載半導体やAI技術など、車載デバイスの導入拡大が大きなカギを握ることになります。
また、欧米や中国では、クルマを取り巻く環境規制が厳しさを増しています。世界最大の自動車市場である中国では、「中国版ZEV」規制の正式運用がすでにスタート。ガソリンなどの化石燃料車の生産や販売台数の一定比率に応じてEVやPHVなどの新エネルギー車の販売を義務付けるもので、拡販を狙う自動車メーカーは、エコカー工場の建設を急ピッチで進めています。なお従来、低燃費車の対象とされていなかったHVですが、新たに優遇政策の対象に含まれる見通しで、HVに強みを持つ日系自動車メーカーにとっては、大きな追い風になるものと期待されます。
本書『車載デバイス2021』は、国内外の主要自動車メーカー/自動車部品メーカーの最新動向をまとめるとともに、車載マイコンや車載カメラ(イメージセンサー)、ミリ波レーダー、LiDARなどのセンシングデバイスから、車載LiBや全固体電池、さらには自動車向け太陽電池の開発動向まで幅広く網羅しており、自動車業界の全体像を1冊で俯瞰できる構成・内容となっています。
■内容構成
- 巻頭企画① 新型コロナに立ち向かう自動車産業
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- 巻頭企画② 物流の中心を担うトラックの進化
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- 第1章 自動車メーカーにおける電動化・自動運転技術開発
- 1-1:クルマの最新市場・技術動向
- 1-2:日系メーカー
- 1-3:欧州系メーカー
- 1-4:米国系メーカー
- 1-5:中国系メーカー
- 1-6:韓国系メーカー
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- 第2章 車載部品メーカーにおける電動化・自動運転技術開発
- 2-1:技術動向 電動車におけるモーターの進化
- 2-2:日系メーカー
- 2-3:海外メーカー
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- 第3章 車載半導体
- 3-1:車載マイコン
- 3-2:コンピューティング・AI関連
- 3-3:パワーデバイス
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- 第4章 車載センサー
- 4-1:技術動向 車室内外で進化するセンシング技術
- 4-2:車載カメラ/CMOSイメージセンサー
- 4-3:ミリ波レーダー
- 4-4:LiDAR
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- 第5章 車載電子部品
- 5-1:積層セラミックコンデンサー
- 5-2:車載コネクター
- 5-3:車載用プリント配線板
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- 第6章 車載ディスプレー
- 6-1:液晶パネル
- 6-2:有機ELパネル
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- 第7章 車載バッテリー
- 7-1:リチウムイオン電池
- 7-2:全固体電池・その他有力蓄電技術
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- 第8章 車載太陽電池
- 8-1:太陽電池の技術動向
- 8-2:自動車メーカーの取り組み