■発刊趣旨とご購入のご案内

　世界中で大きな影響が出ている新型コロナウイルス。各国で不要不急の外出を控える通達が出され、特定の国や地域からの入国を制限する施策も実施されています。そのなかで業務をテレワーク・遠隔就労へ切り替える企業が急増しています。それに伴い、遠隔操縦型のロボット、病院で使用する業務支援型ロボット、需要が伸びているインターネット通販の物流施設で使用するロボットなどへの注目度も増しています。
　また近年は、少子高齢化、生産年齢人口の減少、人手不足などが社会的な問題となるなか、その解決法の1つとしてロボットに対する期待値が高まっています。従来からロボットが活用されてきた自動車や電機・電子関連の製造現場だけでなく、三品産業（食品、医薬品、化粧品）の製造現場や物流施設に加え、農業やサービス業などでも活用事例が増えています。海外では、ロボット業界を育成する動きが、米国や中国を中心にグローバルで広がっており、新たな企業が次々と立ち上がっています。
　本書「ロボット産業 最前線 2020-2021」では、日本における産業用ロボットならびにサービスロボット企業の動きをまとめるとともに、海外のロボットメーカーの動向も詳述し、ロボット業界を網羅的に捉えた1冊となっています。

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■内容構成