半導体産業計画総覧2019-2020年度版
AI、IoT、5Gの普及で加速するデータ社会。半導体は長期成長サイクルへ
◇本格回復のカギ握るメモリー投資の最新動向
◇米中貿易摩擦、日韓通商問題で地政学的なリスク顕在化
◇中国半導体国産化、19年は新興メモリー「量産元年」
◇インテル、TSMCの積極投資続く先端ロジック/ファンドリー市場
◇光デバイス/パワーデバイス/CISのニッチ市場は好調継続
◇製造プロセス複雑化で製造装置・材料市場は中長期で成長期待
◇さらなる業界再編は?19年も半導体メーカーの合従連衡進む
◇国内半導体30社超の最新売上・投資計画を集計
体裁・頁数:A4変形判、550頁
発刊日:2019年9月17日
ISBN:978-4-88353-287-2 C3055 \26000E
定価 28,600円(税込)
■発刊趣旨とご購入のご案内
WSTS(世界半導体市場統計)が2019年6月に発表した最新予測によれば、19年の半導体市場は前年比12%減の4121億ドルとマイナス成長となる見込みです。17~18年の過去2年間はメモリー需要の拡大に伴い、DRAMやNANDの価格が高騰。これが大きく寄与するかたちで高成長を遂げてきました。しかし、18年後半以降はデータセンターをはじめとする顧客側で在庫調整が行われ、19年の年明け以降は米中貿易摩擦という地政学的なリスクも加わり、半導体市況は今まさに踊り場を迎えているといってよい状況です。
そのような状況下、スマートフォンやパソコンに代わり、半導体産業の新たな成長分野としてAIやIoT、5Gなどが注目を集めています。データ社会に向けて、AIやIoT、5Gなどはキーテクノロジーとされており、新たな半導体需要を生み出すと期待されています。
また、自動車も半導体産業にとって重要な市場の1つであり、年々その重要性は高まっています。EV(電気自動車)など電動車両の普及に加え、ADAS(先進運転支援システム)や自動運転などにより、センサーやパワーデバイスなどの需要は今後も伸びていくと期待されています。
中国の半導体産業も大きく成長しており、国を挙げて巨額投資を断行中です。今後、大きな勢力となって既存勢力と熾烈な競争を演じることになるでしょう。19年は新興メモリー企業の一部が商用生産を開始する「量産元年」と位置づけられており、20年以降に向けて、さらなる大型投資計画も浮上してきました。
本書『半導体産業計画総覧』は、半導体業界の今に迫りながら、マクロからミクロまでの動向を的確に捉えるものとして、1982年に創刊しました。今版では、日本および世界の半導体各社の生産計画、投資計画、研究開発動向、製品別動向などについて内容を刷新するとともに、グラフなど図表を多数掲載し、勢いのある韓国・台湾・中国勢の最新動向を盛り込むなど、利用の便を図るよう努めました。
■内容構成
- ◆総論 「データ産業」が市場牽引、半導体は長期成長サイクルへ
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- ◆第1章 半導体アプリケーション動向
- スマートフォン/自動車/データセンター/ロボット
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- ◆第2章 半導体デバイス動向
- DRAM/フラッシュメモリー/マイコン/FPGA/PLD/LED/LD/サーミスター/自動車半導体/イメージセンサー/MPU/アプリケーションプロセッサー/パワーデバイス/MEMS/パワー半導体モジュール
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- ◆第3章 半導体ファブ/業態別動向
- 300mmファブ/ミニマルファブ/ファブレス/ファンドリー/OSAT
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- ◆第4章 日本企業の事業戦略
- ■総論 日本企業
- 愛知製鋼㈱/㈱アクセル/旭化成エレクトロニクス㈱/ウシオ オプトセミコンダクター㈱/エイブリック㈱/NTTエレクトロニクス㈱/㈱大泉製作所/オムロン㈱/オリジン電気㈱/キヤノン㈱/㈱京都セミコンダクター/コーデンシ㈱/ザインエレクトロニクス㈱/サンケン電気㈱/㈱三社電機製作所/㈱ジェイデバイス/㈱芝浦電子/シャープ㈱/昭和電工㈱/㈱シリコンセンシングシステムズジャパン/新電元工業㈱/新日本無線㈱/スタンレー電気㈱/住友電気工業㈱/セイコーNPC㈱/セイコーエプソン㈱/SEMITEC㈱/㈱ソシオネクスト/ソニー㈱/㈱テラプローブ/㈱デンソー/㈱東海理化/東芝デバイス&ストレージ㈱/東芝メモリ㈱/豊田合成㈱/トヨタ自動車㈱/㈱豊田自動織機/トレックス・セミコンダクター㈱/ナイトライド・セミコンダクター㈱/日亜化学工業㈱/パナソニック セミコンダクターソリューションズ㈱/浜松ホトニクス㈱/㈱日立製作所/フェニテックセミコンダクター㈱/富士通セミコンダクター㈱/富士電機㈱/㈱FLOSFIA/北陸電気工業㈱/三菱電機㈱/三菱マテリアル㈱/ミネベアミツミ㈱/㈱メガチップス/ヤマハ㈱/リコー電子デバイス㈱/リボンディスプレイジャパン㈱/ルネサス エレクトロニクス㈱/ローム㈱
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- ◆第5章 日本国内の工場別設備計画
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- ◆第6章 欧米企業の事業戦略
- ■総論 欧米企業
- IBMコーポレーション/アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)/アナログ・デバイセズ(ADI)/アムコー・テクノロジー/インテル/インフィニオンテクノロジーズ/ウエスタンデジタル(WD)/ams/STマイクロエレクトロニクス/X-FAB/NXPセミコンダクターズ/エヌビディア/オスラムオプトセミコンダクターズ/オン・セミコンダクター/クアルコム/クリー/グローバルファウンドリーズ/コルボ/サイプレスセミコンダクター/ザイリンクス/シーラス・ロジック/シナプティクス/スカイワークス ソリューションズ/セミクロン/ダイアログ・セミコンダクター/タワージャズ/テキサス・インスツルメンツ(TI)/ネクスペリア/ビシェイ インターテクノロジー/フィニサー/ブロードコム/マーベル テクノロジー/マイクロチップテクノロジー/マイクロンテクノロジー/マキシム・インテグレーテッド・プロダクツ/メレキシス/ラティスセミコンダクター/リテルヒューズ/ルーメンタム オペレーションズ
- ■海外主要メーカーの工場分布図
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- ◆第7章 韓国/台湾/その他アジア企業の事業戦略
- ■総論 韓国企業
- ■総論 台湾企業
- ヴァンガード・インターナショナル・セミコンダクター/ウインセミコンダクター/ウィンボンド・エレクトロニクス/ASE/AWSC/SKハイニックス/エピスター/LGイノテック/サムスン電子/ソウル半導体/TSMC/DBハイテク/ナンヤ・テクノロジー/ノバテック マイクロエレクトロニクス/パワーチップ・セミコンダクター・マニュファクチャリング/パワーテック・テクノロジー/ファラデーテクノロジー/VPEC/マグナチップ半導体/マクロニクス・インターナショナル/メディアテック/UMC/UTAC/リアルテック・セミコンダクター
- ■韓国半導体工場マップ(FAB基準)
- ■台湾の主要半導体メーカー工場マップ
- ■東南アジア半導体工場マップ
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- ◆第8章 中国企業の事業戦略
- ■総論 中国企業
- アクションズ・セミコンダクター/Innotron Memory/インジェニック/Intel大連/HIdM/HH-Grace/ASMC/SMIC/SK hynix/XMC/オールウィナー/オムニビジョンテクノロジーズ/ギャラクシーコア/グディクス/Samsung西安/CISEMI/CSMC-HR/GF成都/CYIT/JHICC/Genesis Microelectronics/Xinnova/シノチップ/Shanghai Beiling/ZHUZHOU CRRC TIMES ELECTRIC/Silan Microelectronics/スーパーピクス/ZTE/TSMC中国/DGMC/Nexchip/ハイシリコン/BAMC/BSMC/BCD Semiconductor/BDスターナビ/BYD/Founder Microelectronics/HEJIAN/Huali Microelectronics/USC/UNISOC TECHNOLOGIES/リードコア/レックスビュー/ロックチップ/YMTC
- ■中国の半導体(前工程)工場マップ
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- ◆第9章 IPベンダー/EDAツール各社の事業戦略
- ■総論 IPベンダー
- ■総論 EDAツール
- イマジネーションテクノロジーズ/ケイデンス・デザイン・システムズ/シノプシス/ソフトバンクグループ㈱(Arm)/㈱ディジタルメディアプロフェッショナル/メンター・グラフィックス/ラムバス
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- ◆第10章 半導体商社各社の事業戦略
- ■総論 半導体商社
- 加賀電子㈱/㈱グローセル/コアスタッフ㈱/佐鳥電機㈱/三信電気㈱/㈱立花エレテック/東京エレクトロン デバイス㈱/㈱トーメンデバイス/㈱ネクスティ エレクトロニクス/伯東㈱/㈱PALTEK/マクニカ・富士エレ ホールディングス㈱/丸文㈱/菱電商事㈱/㈱リョーサン/㈱レスターホールディングス
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- ■会社名・工場名索引