光ファイバそのものをレーザ発振媒体として利用するファイバレーザは、小さなスポットにエネルギーを集中させることで狭い範囲のみを瞬間的に加熱できるという特長があり、周囲の部材に与える熱影響が少ないため、用途は拡大の一途をたどっています。また、ファイバレーザの発振波長において高反射材料である銅やアルミのレーザ加工のニーズが高まっています。
例えば蓄電池分野では、銅バスバーとセルの溶接やアルミタブの接合など、様々な箇所に使われはじめています。半導体分野においても、接合用途を中心に注目度が高まっており、SiCやGaNパワーモジュールにおける銅の接合、ダイシングやスクライビングのほか、チップレットなどの先端パッケージにおける接合や加工用途が注目されています。今後は、データセンターの電源における接合用途でも適用が進む見通しです。
さらに、これらのレーザ加工の課題を解決すべく、銅やアルミに対して反射が小さく吸収の大きい青色レーザの開発、市場投入が進行しています。
本セミナーは、ファイバレーザと先進青色レーザの今後の可能性や市場性を探りつつ、産業用ファイバレーザを幅広く手掛ける古河電気工業様の技術の特長と、今後の戦略をご紹介していきます。
14:00-14:30(30分)
「半導体・蓄電池・データセンターの最新動向と産業用レーザが期待されるアプリケーション」
「主な内容:AI向け半導体を中心に高成長に沸く半導体、系統用を中心に設置例が増えている蓄電池、日本国内でも建設計画が相次ぐデータセンターの最新動向に触れながら、それらの製造、建設などで活用が期待される産業用レーザの可能性、市場性を探っていきます。」
14:30-15:00(30分)
「BlueレーザおよびBlue-IR Hybridレーザによるレーザ加工新領域」
古河電気工業株式会社 ソーシャルデザイン統括部門 レーザ応用事業部
レーザ応用1部 部長 日向和昭氏
主な内容:銅を筆頭に高反射金属材料のレーザ溶接加工を劇的に進歩させた純国産kW級青色レーザ、それを搭載したBlue-IRハイブリッドレーザBRACEの特長と、応用例として基板へのバスバー接合、電池箔の接合、高品質樹脂被膜除去、銅バスバー・アルミバスバーの接合など電気・電子部品向けレーザ加工ソリューション事例を紹介します。