米中デカップリングの中で、世界は「半導体覇権戦争」に突入しており、各国がサプライチェーンの見直しに力強く取り組んでいます。欧米は自国の半導体産業育成に巨額な支援を行う方針を打ち出しており、中国は「中国製造2025」をベースに自国内の半導体生産割合アップを目指しています。そのど真ん中で巧みな経済外交を迫られているのが韓国です。米中の機嫌を窺いながら、現地における大規模工場の新増設を進めています。半導体のみならず、リチウムイオン電池(LiB)工場の新増設も果敢に進めようとしています。
　ポスト新型コロナに備える韓国の半導体や電池業界は、国内における持続的なR&Dと設備投資に加えて、欧米中の現地工場の新増設や現地化の強化を通してさらなるシェア拡大を目指しています。
　本セミナーは、2021年6月11日に開催した「 緊急開催オンラインセミナー　韓国半導体・FPD・電池産業の最新戦略」の内容をアップデートし、韓国の最新半導体・電池・FPDメーカーのビジネス戦略を徹底解説します。なお、今年5月に誕生する新政権の対日政策なども踏まえて、韓国での政治、経済、社会を網羅する現地取材に基づく徹底した分析や見通しなどを解説いたします。