★プログラムを読まれる前に
●パワー半導体とは
ダイオードやIGBTなど、パワーエレクトロニクス(略してパワエレと言います)用途のデバイス単体を示します
ダイオード:電流を一定方向にのみ流す役割(整流と言います)を担う半導体素子と覚えてください
IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor/絶縁ゲートバイポーラトランジスタ): 高速のスイッチング動作により、(電子機器の駆動に最適な)交流を作り出す半導体素子と覚えてください
用途に合わせ、最適な交流を自在に作り出すことができます
●パワーデバイスとは
一つのパッケージ内に、ダイオードやIGBTを組み込み、必要な機能が得られるようモジュール化したものを示します
●コンバータ/インバータシステムとは
①発電所から一般家庭に送られてくる電気は交流です。
このままの交流では、家庭内の電子機器の駆動に最適な状態ではありません。
交流:電流がプラスにもマイナスにも振られていると覚えてください。
②そこで、ダイオードなどを使って、いったん交流を一定方向にのみ流れる直流にします。
交流から直流に変換するセット機器を、コンバータと言います。
③そして、IGBTにより、改めて家庭内の電子機器の駆動に最適な交流に変換します
直流から交流に変換するセット機器を、インバータと言います
これが「パワー半導体」を組み込んだ、「パワーデバイス」の意味と役割です
今回のセミナーでは、「パワー半導体」を核に、現状の確認と新材料(SiCとGaN)を含む今後の方向性を主テーマに据えプログラムを構成しました。難しい理論や原理は二の次、三の次の位置付けで、講演内容には組み込んでいません。このため、同分野をご専門に研究・開発されているエンジニアの方々には不向きなセミナーになっています。すべては「顧客とのコミュニケーションを円滑に行うため」、これが同セミナーの最大の目標です。
技術がご専門でないビジネスマン、ビジネスウーマンの皆様方のご参加をお待ち申しております。
第1部 ようこそ「パワー半導体」の世界へ
1.パワーエレクトロニクス技術とはなにか
2.パワー半導体を使うと、なぜ省エネになるのか
3.パワー半導体の仕事とは
4.どんな用途に何が使われているのか
5.パワー半導体に要求される特性とは何か
6.パワー半導体のマーケット動向と今後の展望
7.パワー半導体の誕生と進化の歩み
第2部 パワー半導体の製造プロセスとモジュール化
1.パワー半導体の製造プロセスと装置
2.パワー半導体をモジュール化パワーデバイスへ
3.パワー半導体の品質・信頼性について
第3部 Si系パワー半導体の限界と今後の進化の方向性
1.Si-MOSFET, SJ-MOSFETの展望
2.Si-IGBTの展望
第4部 新材料SiC、GaN登場と今後の展望
1.MOSFETかIGBTか
2.なぜSiCが注目されているのか
3.SiCパワーデバイスの開発(最近のトピックスから)
4.SiCモジュールの課題
5.なぜGaNが注目されているのか
6.GaNパワーデバイスの開発(最近のトピックスから)
第5部 最近話題の酸化ガリウム、ダイヤモンドについて
第6部 高温実装技術
講師:国立大学法人筑波大学 数理物質系 物理工学域 教授 岩室 憲幸
※講演タイトルは、都合により変更することがあります。あらかじめご了承ください。
※本セミナーは2020年7月15日(水)開催のビギナーのための「パワー半導体」入門の再演です。
開催にあたりましては、消毒液の常備、スタッフのマスク着用、受付および演台への飛沫感染防止のためのビニールシートの設置等、感染を防ぐため万全の対応をいたす所存です。
また座席については、密接しないよう、間隔をあけてお掛けいただくようにいたします。(下記の座席表をご確認ください)
また、ご参加の皆様におかれましても、セミナー時間中のマスクご着用、手洗いや消毒液のご使用など、ご協力をお願い申し上げますと同時に、風邪の諸症状がおありの場合は参加をお控えいただきますよう、重ねてお願い申し上げます。
(ご入室時に受付で検温へのご協力をお願いいたします。37.5度以上の場合、ご入場をお断りすることもございます。)
また当日は間近での会話を避けるため、講師への質問はセミナー時間内にお席にてお願いいたします。
○ 産業タイムズ社 事業開発部
FAX:03-5835-5495 TEL:03-5835-5894
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新型コロナウイルス感染症対策として、現在弊社ではリモートワークを導入しております。
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