電子デバイス産業新聞(旧半導体産業新聞)
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2015/4/9(2137号)主なヘッドライン
2次電池、車載用の投資再燃
米中欧の施策が波及、20年に1.5兆円市場に

 車載用2次電池市場が再び盛り上がり始めている。海外では大型電池工場の計画が複数持ち上がり、材料メーカーの動きも目立ってきた。矢野経済研究所によると、車載用2次電池(リチウムイオン電池:LiB、ニッケル水素電池)の世界市場は、2014年の約4309億円から20年には約1兆4949億円まで拡大すると予想している。ただ、現状の車載電池メーカーの生産状況をみると、高稼働率は一部のメーカーに限られている。そのなかで各社が動きを加速させている理由に、米中欧の施策の影響が見え隠れする。

 車載2次電池市場で最大の注目を集めているのが、電気自動車(EV)メーカーの米テスラモーターズが建設中の大規模電池工場「ギガファクトリー」だ。当初は17年の稼働開始を予定していたが、16年に前倒し、建設スピードを加速させている。そのテスラ社の本拠地である米国において実施されている環境関連施策にZEV(Zero Emission Vehicle=無公害車)法がある。
 ZEV法は、一定台数以上を販売する大規模自動車メーカー(LVM)に対し、新車販売台数の一定比率をZEVにするよう定めた規制。現在、米国10州で実施されている。ZEVの対象は、EV(一部のレンジエクステンダーEV含む)、プラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池車(FCV)、ハイブリッド車(HV)、超低公害車の5つ。ZEV法の旗振り役であるカリフォルニア州では、ZEV比率を14%に設定している。
 そのZEV法は、18年に転換点を迎える。ZEV販売比率が変化し、対象がEV、PHV、FCVの3つになるためだ。


(以下、本紙2015年4月9日号1面)



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◇ アイシン精機と千葉工大、電動モビリティー開発、交流モーターが量産化のカギ
◇ アイシン精機、北九州に開発拠点、20年までに100人体制に
◇ 中国政府、製造基準を引き上げ、エコカー補助金目当て防止
◇ 大研医器、隣接工場を取得、MEMS製品の拠点に
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◇ ウシオライティング、マックスレイ買収、LED照明器具を強化
◇ 中国のICカード、需要は年間数億枚に、200mmファンドリーが安定受注
◇ SMICとJCET、9月に1万枚で稼働、300mmバンピング新会社
◇ 三井ハイテック 15年1月期、スマホ向けLFが好調、旺盛な需要で増収増益
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◇ 伊原電子、基板線幅測定機、新モデル5月発売、小型化・高精度に
◇ ニコン、次世代露光機を開発、1μmの高解像度対応
◇ LGエレクトロニクス、有機EL 日本で発売、曲面55型テレビ 5月から
◇ AGC、ガラス新製品を提案、ミラノサローネに初出展
◇ メルク 14年度、液晶好調で増収に、高品位大型TV向け牽引
◇ JPEA、出力制御の評価技術、発電事業の採算予測支援
◇ セントラル硝子、中国で電解液生産、日中韓で供給体制構築
◇ ジンコ、マレーシアに新工場、年産500MWで5月稼働
◇ DNP フォトマスク事業、28nm以細が3割に、ファンドリーから受注増加
◇ 住友金属鉱山、SAW用を追加増産、ウエハー30万枚体制に
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◇ 航空機メーカー2社 14年度、ともに増収増益を達成、受注数はエアバスが上回る
◇ 大阪大学産業科学研究所、20倍光るたんぱく質、再生医療へ応用を期待
◇ 理研と住友理工、介護ロボットの共同開発を終了
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◇ 富士通研究所、薄型冷却デバイス、ヒートパイプ1mm以下に
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