電子デバイス産業新聞(旧半導体産業新聞)
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2015/2/19(2130号)主なヘッドライン
FPD設備投資、投資の姿勢分かれる
台湾はLTPS増産へ増額、韓国「減額して有機EL」

 大型・中小型ともに高精細パネルの急速な値下がりが進む一方、中国メーカーの投資回復が見込まれる2015年の液晶パネル業界。先行メーカーは「台湾勢は投資増額で低温ポリシリコン(LTPS)」「韓国勢は投資抑制で有機EL」に経営リソースを集中させ、中国勢の猛追を振り切る方針だ。16年には需給バランスの緩みが懸念されるなか、車載やフレキシブルといった新市場の開拓も急務だ。15年の投資計画をまとめた。

 先ごろ中国の工業・情報化部が明らかにしたところによると、14年の中国のスマートフォン(スマホ)出荷台数は3.89億台となり、初めて前年を下回った(8%減)。大手調査会社ディスプレイサーチによると、スマホ用5インチHDパネルは急激な値下がりで全社がキャッシュコスト割れの状況にあるという。テレビ用4Kパネルの好調でパネル各社の稼働率は高いが、足元では好業績を上げている台湾・韓国勢も15年は厳しい収益環境にさらされることになりそうだ。
 こうしたなか、台湾勢はLTPSへの投資を本格化させる。AUOは15年の設備投資額を400億台湾ドルに倍増(14年実績は170億台湾ドル)し、中国昆山の6G LTPS工場の整備を進める。

(以下、本紙2015年2月19日号1面)



◇ クアルコム、ドローン企業を買収、ロボット事業を加速
◇ コマツとZMP、資本提携を締結 建機の自動化へ
◇ トヨタ自動車、公道走行を開始、SiCデバイス搭載車
◇ 14年 自動車の生産・販売実績、国産乗用車2年ぶり増加、国内市場でホンダが奮闘
◇ 楽視網、スマホとスマートカー、新会社設立し参入
◇ デンソー 4~12月期、費用増加で増収減益、通期見通しを上方修正
◇ 三井ハイテック、カナダに子会社 モーター用コア
◇ ルネサス、通期で最終黒字化へ、会社発足以来初めて
◇ シリコンセンシングシステムズジャパン、新型ジャイロ発売、FOGの性能を凌駕
◇ 米国半導体メーカー主要7社 10~12月期、上位3社は過去最高、7社中6社が増収に
◇ サンディスク、15年投資は14億ドル、マレーシアは年央稼働
◇ STマイクロ、MEMS工場を拡張、官民プロジェクト向け
◇ サムスン電機 14年度、基板は通期で減収、PKG基板など回復へ
◇ 西華産業、基板製造業に進出、YKCとタイで合弁
◇ LGイノテック 10~12月期、パッケージ基板好調、中韓顧客向けに拡大
◇ ユニオンツール 15年度、投資は23億円計画 製造コストを削減
◇ 東レ 光学フィルム事業、差別化でシェア堅持、反射フィルムは6割に
◇ IVO、IPSの生産比向上、スマホ用セル売りが拡大
◇ 日東電工 オプト部門、営業利益1.5倍、スマホ関連が牽引
◇ SCREENホールディングス、熊本に新工場建設へ、16年1月に稼働予定
◇ ニコン、液浸の計画見直し、検収時期の遅れ影響
◇ 東芝とSKハイニックス、NIL共同開発 4月から開始へ
◇ 産業用ロボット企業、医療・バイオへ展開、安川は薬液充填ロボ開発
◇ 菊池製作所、南相馬工場が稼働、ロボットスーツを生産
◇ ニプロ、ユニチカから医療部門譲受
◇ シャープ 4~12月期、PV事業の赤字拡大、国内外で販売低迷
◇ 双日プラネット、Y字ケーブルを拡販、米ショールズと提携
◇ 京セラ 4~12月期、太陽電池が低迷 事業利益6割減
◇ 太陽誘電、3カ年で1000億円投資、SHE商品の能力増強に
◇ 日立金属、ネオジム磁石を強化、中国企業と合弁事業展開
◇ リバーエレテック 4~12月期、売上高23%減に 水晶部品下落で
◇ 昭和電工、750GBのHD 3月出荷
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