電子デバイス産業新聞(旧半導体産業新聞)
新聞情報紙のご案内・ご購読 書籍のご案内・ご購入 セミナー/イベントのご案内 広告のご案内
2012/12/5(2018号)主なヘッドライン
国内半導体 進むファブライト化
6/8インチラインの集約加速、工場存続に必要な手とは!?

 国内半導体各社のファブライト化が一層加速している。ファブライト化とは、自社で保有・運営してきた工場(生産能力)をスリム化する取り組みをいう。後工程に限らず、前工程でも再編・集約への動きが目立ち始めており、損益分岐点の引き下げへ6インチだけでなく、8インチにも集約化の波が押し寄せてきた。慢性化する円高、国内デジタル製品の世界シェア低下といった逆風が続く限り、こうした流れは当面続くとみられ、「国内で何を作るのか」という問いかけをこれまで以上に突きつけられることになりそうだ。

 全社的な事業構造改革に取り組んでいるルネサス エレクトロニクスやパナソニックに加え、ファブ再編の波は、高収益で知られてきた専業メーカー、ロームにまで及んできた。ロームはこのほど、国内前工程拠点の再編について取り組みの一部を公表。200mmラインの300mm化を含め、6インチラインの閉鎖などを明らかにした。業界筋によると、今後3年間で国内前工程拠点の再編を順次進める計画のようだ。
 本紙の調べによると、東日本大震災以後、こうした生産体制の再編・集約を進めている半導体工場は、国内で30カ所以上にのぼっていることが分かった(譲渡先が決定した拠点除く)。




◇ 中国のPV工場、11月からフル稼働、政府の国内導入支援が奏功
◇ 国内半導体大手12社、12年度投資 4500億円に、ソニーと日亜、積極投資を継続、
  サンケンは海外で増産積極化
◇ G450Cら、450mm移行を活発に議論、セミコン・ヨーロッパで
◇ パナソニック、高画質システムLSI、多チャンネル配信実現
◇ 東芝、高性能CIS開発、車載・監視市場に参入
◇ ソニー 4~9月期、センサー好調 それ以外は低迷
◇ SKハイニックス、メモリー微細化を加速、先行企業との差 3カ月に
◇ ペレグリン、RFICの生産拡大、マグナチップに量産委託
◇ マキシム、ZigBee共同開発、スマートグリッド向け
◇ 海外OSAT主要4社 7~9月期、2四半期連続でプラス、28nm供給遅れで下振れ
◇ 住友ベークライト、パッケージ基材注力、13年度下期に売上寄与
◇ パワーテック、非メモリーを強化、MEMSマイクを量産
◇ 太陽ホールディングス 4~9月期、中国でシェア向上、基板用レジストが回復
◇ 国内太陽電池メーカー、上期は軒並み減収、事業の整理・縮小加速
◇ 国内メガソーラー、前年比7倍の350件に、42円適用はギリギリに
◇ 中国 テレビ用パネル、国産化率 23%超に、BOE、CSOTがシェア拡大
◇ ルミオテック、博物館照明に採用、常設展示に有機EL
◇ ニューフレアテクノロジー、高速枚葉のエピ装置、毎分8μmの高速成長
◇ 半導体製造装置 国内主要9社、メモリー不振で26%減、先端ロジックも一服感
◇ アドバンテスト、新EB露光装置、1Xnmノード対応
サイト内検索