電子デバイス産業新聞(旧半導体産業新聞)
新聞情報紙のご案内・ご購読 書籍のご案内・ご購入 セミナー/イベントのご案内 広告のご案内
2017/10/5(2265号)主なヘッドライン
半導体製造装置・部材各社、「安定供給」目指し積極増産
エッチャー部品が不足、背景に交換頻度の高さも

 半導体設備投資額が過去最高を記録するなど、歴史的な好景気を迎えている半導体製造装置業界。3D―NANDを筆頭にメモリー投資が市場を牽引するなか、製造装置メーカーは生産能力の拡張を積極的に進めている。今後の需要減を警戒し、生産能力の増強に消極的だった部材メーカーも、さらなる市場成長の確度が高まったことや、装置メーカーが求める安定供給に応えなければならないという供給責任の考えから、2017年の年明け以降増産体制に転じているところが多い。各社の計画から今後の半導体製造装置業界を展望した。

 本紙の集計では、17年の半導体設備投資額は過去最高となる前年比23%増の765億ドルを記録する見通しだ。装置市場もSEMIの最新予測では同20%増の494億ドルが見込まれ、設備投資額同様に過去最高となりそうだ。設備投資はメモリーが牽引するかたちとなり、とりわけNANDがWFE(Wafer Fab Equipment=前工程製造装置)ベースでは全体の4割以上を占めて牽引している。
 NAND投資のほぼ100%といっても過言ではない3D-NAND投資は、従来大きなウエートを占めていたリソグラフィー工程への投資よりも、メモリーセルを3次元方向に積層していくというデバイス構造上、エッチングや成膜、CMPといったリソ以外への投資額が大きくなる。

(以下、本紙2017年10月5日号1面)



◇ 韓国政府、中国工場の新増設認めず、THAAD報復に対抗か、
  デバイス各社は対策に奔走
◇ ルノー・日産・三菱自 新6カ年計画、シナジー100億ユーロに、
  22年までにEV12車種投入
◇ 駐車支援・自動駐車システム市場、25年の世界市場は3000万台超、
  自動駐車は一部用途で進展、矢野経済研究所調べ
◇ シェフラー、新ドライブシステム、燃費を3%節約
◇ シャープ、緑色LDを量産へ、RGBすべて提供可能に
◇ 東芝 SiC-MOSFET、チャネル抵抗4割減、新ゲート絶縁膜を開発
◇ 三菱電機、SiCパワー半導体、世界最小損失を実現
◇ SKハイニックス、3950億円出資を決議、議決権15%まで確保可能に
◇ 台湾、半導体の訴訟が増加、技術流出が争点に
◇ ams、シンガポールを増強、マイクロ光センサー生産
◇ DOWAメタルテック、新絶縁回路基板を増産、パワー向けに18年下期量産
◇ 大日光・エンジニアリング、通期は増収増益へ、産業・車載EMSが好調
◇ ESI、7~9月好調維持 リストラは完了へ
◇ 協立化学産業、TFE用有機材料が評価中、PI基板用仮固定材も提案開始
◇ 大型液晶パネル生産、中国が初の首位へ、20年にはシェア50%に
◇ EDO、6G新工場で式典、19年1月に稼働予定
◇ 理研と東大ら、洗濯できるOPV、収縮性と耐水性を向上
◇ 東芝、PSCで最高効率、フィルム型で10%超
◇ PVTEC、長寿命PCS開発、設計寿命30年にめど
◇ 昭和電工、SiCエピ基板増強、高品質品 月5000枚に
◇ TOTO、セラミック事業が急成長、3D投資で静電チャックの需要増大
◇ フェローテック、杭州にウエハー新工場、200mm 月45万枚体制に
◇ ソニーとオリンパス、手術用顕微鏡の新製品、21年にシェア20%目指す
◇ 長崎大学、橋梁検査ロボ実用化、全国5カ所で検査実施
◇ 損保ジャパンと新潟県、防災力向上へ協定 ドローンを活用
◇ オリックス・レンテック、DJI製ドローン 貸出・販売を開始
◇ ワシントン大学、長距離通信を実現、超低消費電力センサー
◇ C2Sense、320万ドルの出資獲得、匂いセンサー事業を強化
◇ 住友電工とKDDI総合研究所、伝送実験に成功、ファイバー1芯で10ペタ
サイト内検索