電子デバイス産業新聞(旧半導体産業新聞)
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2017/4/6(2239号)主なヘッドライン
中国、エコカー製販で世界首位
19~20年に100万台突破、EV工場の建設ラッシュ続く

 中国は2016年に年間48万台のエコカーを出荷し、2年連続で世界最大の市場となった。最大手のBYD(比亜迪汽車、広東省深セン市)の出荷台数は11.4万台と初めて10万台を突破し、米テスラの8万台を大きく引き離した。中国各地でエコカー工場の建設が続いており、中国エコカー市場は20年に約170万台まで拡大する見通しだ。

 中国エコカー市場は、15年の38万台から16年は26%増の48万台に拡大した。うち、乗用車タイプは33万台(全体の約70%)、バスは12万台(同25%)、配達車や清掃車などの特殊車両は3万台(同5%)。エコカー乗用車の約75%を電気自動車(EV)が占めた。
 中国は他国と比べて環境対応バスの導入量が圧倒的に多い。環境対策の目的で地方政府が市内循環バスを次々とEVに置き換えているからだ。広東省は6.3万台の公共バスを運行しているが、20年までに4分の3をEVに置き換える。特に交通量の多い深セン市は18年、広州市は19年、仏山市は20年までに置き換えを完了させる方針だ。

(以下、本紙2017年4月6日号1面)



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