電子デバイス産業新聞(旧半導体産業新聞)
新聞情報紙のご案内・ご購読 書籍のご案内・ご購入 セミナー/イベントのご案内 広告のご案内
2012/10/10(2010号)主なヘッドライン
エネルギーハーベスティング、「電池レス」アプリを実現
CEATECに多数登場、電力事情で認知度高まる

 排熱や振動、光など、身の回りにある微量のエネルギーを拾い集めて電力に変換する「エネルギーハーベスティングデバイス」の開発が活発化している。10月2~6日に幕張メッセで開催された「CEATEC JAPAN 2012」では、多くのメーカーが実デバイスによるデモを行い、注目を集めていた。その中には、病院でのナースコールやバッテリーレスリモコンなど、具体的なアプリケーションを提案するものも目立ってきた。市場の形成はこれからだが、「電池レス」アプリを実現できる新たな発電デバイスとして、認知度は次第に高まっている。

 CEATEC JAPAN 2012では、主要半導体・電子部品メーカーが実デバイスを出展、同時に具体的なアプリ展開の方向性も示していた。
 アルプス電気は、押す、引くといった動作のみで発電する環境発電デバイスを出展。1回の操作でZigBeeのデータ送信にも十分な140μJという発電量を実現できるという。同社は、出口のひとつとして、医療分野への応用を提案している。具体的には、同デバイスを用いたセンサーをベッドに固定し、患者がベッドから転げ落ちるなどしてセンサーが外れると、同デバイスが発電して即座に異変をナースコールで知らせる、といった応用例を紹介していた。



◇ 日本触媒 爆発事故、一部材料に調達懸念、当面は在庫で対応可能か
◇ マイクロン 13年度投資、最大19億ドルを計画、DRAM 20nm立ち上げ
◇ デンソー岩手、正式稼働を開始、17年度から100%内製
◇ エルファンドリー、R&Dに25億円投資、プロセス充実など
◇ 日立製作所、石英に高密度記録、数億年の保存耐性も実証
◇ 日亜化学 1~6月期、LEDの売り上げ横ばい、価格低下で38%減益に
◇ 産業革新機構、日本インターと出資、米GaNベンチャーに
◇ ルネサス、約1000億円の資金調達、主力4行からシンジケート
◇ RFaxis、RF新製品 量産へ、バルクCMOSを主流に
◇ マキシム、新チップセット発売、車載カメラを低コスト化
◇ JUKI、下期回復へ販売強化、高速実装機の比率向上
◇ YJC、6周年シンポ開催、最新インバーター技術を報告
◇ モレックス、COBホルダー拡販、照明用LEDの実装用
◇ NLTテクノロジー、タッチパネル内製化、産業用TFTに搭載
◇ LGディスプレー、有機EL技術でサムスンを提訴、「ノイズマーケティング」との見方も
◇ TPK、4億ドル超を増資、タッチパネル増産へ
◇ LGD、次世代装置を共同開発、年内にテーマ選定
◇ 韓国の装置国産化、外国製への依存度7割に、先端プロセスの国内開発 難しく
◇ オルビット・アルミナ、高純度アルミナ量産、カナダのプラント刷新
◇ 杉杉科技、正・負極材を増産、上海と長沙で工場拡張
◇ 三菱化学、LiB材料を強化、国内外で主要4部材増産
◇ 経産省、認定容量1GW超に、12年度導入量は2.6GW
サイト内検索