電子デバイス産業新聞(旧半導体産業新聞)
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2016/7/21(2203号)主なヘッドライン
半導体レーザー、光源用途への展開加速
自動車などで実用化進む、デバイス構造に変化も

 半導体レーザーダイオード(LD)の光源用途への応用が拡大してきた。データプロジェクターの既存光源である水銀ランプを代替して高輝度化する動きが本格化していることを皮切りにして、海外では自動車のヘッドランプに搭載される事例も登場した。これに伴い、素子やパッケージにも従来と異なる仕様が求められるようになってきており、デバイスが今後さらなる進化を遂げそうだ。

 LDをヘッドランプに初めて採用したのは、BMWが2015年に発売したプラグインハイブリッドのスポーツカー「i8」だ。あくまでオプションとしての設定だが、ハイビーム用の光源として片側に3個ずつ素子を実装したモジュールを搭載することができる。輝度は1000ルーメンといわれており、指向性の高い光によってLEDヘッドライトに比べて2倍の照射距離がある。

(以下、本紙2016年7月21日号1面)



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