電子デバイス産業新聞(旧半導体産業新聞)
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2016/6/9(2197号)主なヘッドライン
車載部品メーカー、日独が業界牽引
独ZFがTRW買収で3位に、国内勢は円高で減収予想

 世界の車載部品メーカーの売上高ランキングを見ると、2015年は前年に引き続きボッシュがトップとなった。2位もデンソーで14年から変動はない。一方、3位には前年9位のZFフリードリヒスハーフェンがランクイン。同社は15年5月にTRWオートモーティブの買収を完了し、事業統合を果たしたことが躍進につながった。なお、コンチネンタルが前年の5位から7位に順位を下げたものの、その他メーカーでは大きな変動はなく、日系メーカーでは、デンソーと同じくトヨタ系列のアイシン精機が6位につけている。

 車載部品メーカーとしてトップを走るボッシュの15年売上高は、前年比12%増の417億ユーロと2桁の高成長を記録した。ロバート・ボッシュ・オートモーティブ・ステアリングを買収し連結対象にしたことが高成長の背景にあるが、やはりボッシュの強みは総合ティア1として、クルマの「自動化」「ネットワーク化」「電動化」に向け、ワンストップでソリューションを提供できる点にある。
 将来の自動運転に向けても独自に開発を進め、駐車支援と高速道路での運転からスタートし、社会的な受容度などを見ながら、ステップを踏んで高度化していく。具体的には16年中をめどに「インテグレート・クルーズ・アシスト」(車線内での縦方向と横方向の部分的な自動制御)、18年に「ハイウエイアシスト」(車線内での縦・横方向の自動制御、ドライバーの意思確認後の車線変更、信頼性のあるサラウンドセンシング)などを実現。さらに、20年には「ハイウエイパイロット」(自動車線変更を含む縦・横方向の高度な自動制御、複雑な状況における信頼性のあるサラウンドセンシング、ドライバーの持続的な監視が不要)の実現を目指していく構えだ。

(以下、本紙2016年6月9日号1面)



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◇ ソニー、新ディスプレー開発、微細LEDで高画質化
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◇ 東京大学、酸化物プラス極開発、ナトリウムイオン電池用
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◇ 東京応化工業、18年度に売上1200億円、NILなど新事業も育成
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  米中以外は伸び緩やか
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◇ MITら、飲み込み可能なロボ、電池除去などに応用
◇ 早大と三菱重工ら、ロボの昇降12倍に、アルゴリズムで高速化
◇ SEMITEC、新製品の開発強化、医療用センサーを量産
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