電子デバイス産業新聞(旧半導体産業新聞)
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2016/3/3(2183号)主なヘッドライン
半導体中古装置、主戦場は300mm装置へ
8インチは出物枯渇のジレンマ、中国の“爆買い”が継続

 8インチの中古装置は、中国向けを中心に旺盛な引き合いがある一方で、国内では半導体事業の再編が一段落し、装置の出物がほとんど見当たらない状況にある。一部の装置メーカーでは8インチの新装置を市場投入する動きもあり、中古装置の事業環境は厳しさを増す。そこでサプライヤー各社は、それぞれの強みを活かし、新たなビジネス戦略を打ち出している。

 これまで半導体中古装置市場の中心は、世界に約200ラインあるといわれる8インチウエハー対応の半導体工場が担ってきた。なかでも、半導体事業の再編に伴い多くの工場が統廃合された国内デバイスメーカーからの良質な出物が、海外(特に中国)へと流れていくというケースが多く見受けられた。しかし、ここにきて国内半導体工場からの出物がほとんどなく、売りたくても売り物がないというジレンマが続いている。
 今後も慢性的なモノ不足が懸念される半導体中古装置市場では、サプライヤー各社が、新たなビジネス戦略を構築せざるを得ない状況にある。「8インチ対応装置を見ると、昨年までは他社も含めた在庫物件などで、顧客ニーズに合う中古装置を調達することができた。しかし、現在は業界全体で手持ち物件がない状態。これではビジネスにならない」と業界関係者はあきらめ顔で語る。

(以下、本紙2016年3月3日号1面)



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  全社が前年同期比で増収
◇ 堀場製作所、20年度に売上高2500億円、自動車で1000億円
◇ 東洋ゴム工業、タイヤ生産を追加増強、総投資額130億円
◇ パワー半導体市場、20年に231億ドルに、車・産業向けに拡大、矢野経済研究所調べ
◇ パナソニック、有機薄膜CIS、高機能化技術を開発
◇ ドリームインキュベータ、インドVCと提携 TMT領域で拡大
◇ AV&IT機器世界需要、薄型・4Kテレビは拡大、20年に8700万台に、JEITAまとめ
◇ ユーブロックス、新モジュールを開発、高精度測位を可能に
◇ AMD、新型GPUを開発 16年半ばから出荷
◇ イビデン 電子事業、通期業績を下方修正、減損損失で100億円計上
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◇ TI、4K対応のDLP、業務・教育用に展開
◇ アスカネット、空中ディスプレー インセル特許取得
◇ 東工大、ナノ材料でOPV、室内センサーに応用
◇ nano tech 2016、有機系PV提案相次ぐ、シースルー型に注目
◇ ソロパワー、フレキシブルCIGS、南アの工場に設置
◇ サンパワー 15年度、売上高半減し赤字に、19年までに4GW体制構築
◇ 宇部マクセル、高機能セパレーター、プリウスLiBに採用
◇ ダブル・スコープ、セパレーター増設 17年10月から量産
◇ ディスコ、通期予想を上方修正、FO、電子部品向け好調
◇ 喜多製作所、本社工場を増築、プローブ生産能力を15%増
◇ ニコン、液浸露光の新型機、7nm世代に対応
◇ WFUBMC、生体組織を作成、3Dプリンターで
◇ 日機装 工業部門 4~12月期、営業利益37%増に、航空関連が牽引
◇ トリプル・ダブリュー・ジャパン、NEDOに採択 排泄予知の機器
◇ NTU、ヒト型ロボを開発 高度な会話が可能
◇ 第一精工 16年12月期、設備投資額80億円、15年に続き高水準を維持
◇ SEMITEC 4~12月期、増収も8%の減益に、自動車向け販売好調
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