電子デバイス産業新聞(旧半導体産業新聞)
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2012/9/12(2006号)主なヘッドライン
台湾LiB企業、新市場を模索
民生からLEVにシフト、定置用は日本市場がターゲット

 携帯機器向けの電池パック事業を中心に成長してきた台湾リチウムイオン電池(LiB)メーカーだが、携帯機器市場が鈍化するなか、各社とも新たな市場を模索している。その最有力候補が電動スクーター、電動自転車、フォークリフトといったLEV(Light Electric Vehicle)だ。台湾はスクーター大国で、バイクの普及台数は人口の半数以上に上る。電動スクーター市場が拡大する可能性は大きい。このLEVの延長線上には、電気自動車(EV)がある。さらに家庭用、非常用、バックアップ用の定置用電源も有力分野として注目している。

 台湾は、ノートPC、タブレットPC、携帯電話、スマートフォン(スマホ)など携帯機器の電池パック事業を中心に、急成長を遂げてきた。トップと2位を占めるSimplo TechnologyとDynapack Interationalは、いずれも売上高の9割がノートPCおよびタブレットPC向けだ。両社ともに最近は米アップルの「iPad」向けベンダーとして事業は堅調だ。
 一方で、携帯機器の市場は、これまで毎年2桁成長を遂げてきたが、ここ数年は一部のタブレットPCやスマホを除き、かつてのような勢いがない。同時に韓国、中国など参入企業の増加やシステム価格の低下などで、LiBの低価格化も招いている。こうしたなか、台湾LiBメーカーが照準を合わせているのが、より付加価値を提供できるLEV、EV、定置用電源の3分野だ。



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