電子デバイス産業新聞(旧半導体産業新聞)
新聞情報紙のご案内・ご購読 書籍のご案内・ご購入 セミナー/イベントのご案内 広告のご案内
2015/10/8(2163号)主なヘッドライン
中国エコカー、生産・販売で世界最大市場に
BYD 販売台数でテスラ抜く、中国各地で工場建設ラッシュ

 中国政府はPM2.5やCO2削減などの環境対策のため、エコカー補助金の導入による電気自動車(EV)などエコカー普及を急ピッチで進めている。中国は今年、米国を抜いて世界最大のエコカー導入国になる見通しだ。6月以降はBYD(比亜迪汽車)が米テスラを抜いてエコカー販売で世界トップに躍り出た。中国エコカー市場をまとめた。

 中国のエコカー生産が急増している。2014年実績の8.4万台に対し、15年1~7月の累計実績はすでにこれを上回り、前年同期比2.5倍の9.5万台を生産。米国の生産台数を上回った。7月の生産台数は単月で2万台を超え、年間の生産・販売予測の20万台が射程圏に入った。
 中国では15年1~7月に約9万台のエコカーが販売された。うちEVは前年同期比3倍の5.5万台(全体の61%)、PHEV(プラグインハイブリッド)は同2.1倍の3.5万台(同39%)に増加した。
 このうち、BYDのPHEV「秦」の人気が抜きん出ており、前年同期比3倍以上の2万台超が販売された。中国のエコカー販売の5台に1台が秦だったことになる。6月にはSUV(スポーツ仕様の多目的乗用車)タイプのPHV「唐」の販売も開始。7月は723台を販売した。中国エコカー市場でSUVの潜在需要が高いとの判断から、年内にSUVの新車種「宋」と「元」も発売する。BYDは6月に5037台を販売し、テスラ(同月販売台数は4994台)を抜いて初めて世界トップの座に就いた。1~7月は2.5万台を販売し、中国市場の3割近くを席巻した。

(以下、本紙2015年10月8日号1面)



◇ ソライアンス、薄膜PVの開発支援、日本企業に参加呼びかけ
◇ クアンタムマテリアルズ、日東電工と提携、量子ドット製品開発で
◇ ポルシェ、次世代トレセンを開設、投資額は3000万ユーロ
◇ ケーヒン、直噴対応インジェクター、米州で生産開始
◇ 米運輸省とIIHS、AEBを標準搭載 大手10社と合意
◇ ルネサス、V2X向けSoC、欧州ETCとの干渉解決
◇ 富士通セミコン、テスト事業を分離、テラプローブとJV
◇ 京セラと日本予防医学協会、健康サービスを開始、ウエアラブル機器を活用
◇ ワシントン大学、機器の使用者を特定、ウエアラブルを活用
◇ ダイアログ・セミコンダクター、アトメルを買収、買収金額は46億ドル
◇ 中国ICファンド、IC専門金融会社 上海市で営業開始
◇ 昭和電工、放熱フィラー事業強化、幅広い製品群が武器に
◇ SEMIスタンダード 3D実装、本格普及を後押し、日本でも標準化活動
◇ 日立造船、大型R2R搬送装置、薄フィルム化と高速化実現
◇ 中国、OLED連盟が発足、一部企業は参加見送り
◇ LGD、超音波装置を開発、下期に液晶ラインへ導入
◇ 東大など、水素製造で最高効率、集光型PVを活用
◇ ボッシュ、米ベンチャー買収、車載用電池を強化
◇ 中国PVモジュール、工場稼働率は77%、大手100%、中小は50%
◇ オムロン、米ロボメーカー買収、制御システム技術と融合
◇ 安川電機、中間市で新棟竣工、産業用ロボの生産増強
◇ レーザーテック、SiC検査に新装置、1台で表面&PL検査
◇ エアバスとボーイング、新型機の開発加速、単通路型を強化
◇ 旭化成、イスラエルの医療メーカー買収
◇ NIMSら6者、アライアンスを発足、ニオイセンサー標準化へ
◇ 太陽誘電、和歌山で第2期増強、インダクターさらに増産
◇ 京セラ、建材タイル用に参入、IJプリントヘッド
サイト内検索