商業施設新聞
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2025/8/26(2610号)主なヘッドライン
再開発 地方でも活況
名古屋で延べ52万m²案件、札幌は駅前など大型案件が複数


「名古屋駅地区再開発計画」のイメージ(提供:名古屋鉄道、デザインアーキテクト:(株)日建設計・SKIDMORE, OWINGS & MERRILL LLP)
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 東京や大阪で再開発が進む中、名古屋駅地区で延べ約52万m²もの超大型計画が発表された。名古屋市は栄地区でも新たなランドマークとなる大型事業が進むなど、地方都市でも再開発が活況だ。福岡・天神地区ではPARCOの建物を含む案件、新幹線の延伸を控える札幌市では札幌駅前で大型案件が複数控える。一方で、札幌駅前の再開発では工事費高騰によりスケジュールを見直すなど難しさもある。地方都市の再開発をまとめた。

■名古屋は駅と栄地区で大型事業
 東京・大阪を除く都市で、最近話題になった再開発案件といえば「名古屋駅地区再開発計画」だろう。現・名鉄百貨店本店や名鉄グランドホテルなどを含む敷地に延べ約52万m²ものビルを整備する事業で、機能は商業、ホテル、オフィス、バスターミナル、鉄道駅とする。商業は約9万5000m²を充て、大型施設となる。また、ホテルはハイアット系の最高級ライフスタイルブランド「アンダーズ」に決定。名古屋駅はリニア中央新幹線の開通を含め、『スーパーターミナル化』を目指しており、アンダーズや大型商業施設がオープンすることでその拠点性は増す。2027年度に新築着工し、40年代前半に竣工する計画で、リニアとともに完成が待たれる。
 名古屋では栄地区で「ザ・ランドマーク名古屋栄」の建設も進む。竣工は26年3月を目指しており、J.フロント リテイリンググループによる商業施設のほか、外資系高級ホテルとしてヒルトン系の最上級ラグジュアリーブランド「コンラッド名古屋」が出店する。施設名のとおり、新たなランドマークになるとみられ、名駅地区、栄地区に新たな拠点が誕生する。

(以下、本紙2025年8月26日号1面)




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