商業施設新聞
新聞情報紙のご案内・ご購読 書籍のご案内・ご購入 セミナー/イベントのご案内 広告のご案内
2021/4/27(2393号)主なヘッドライン
拡大する物流投資、各社、年数棟の開発へ
都心シフトや複合化も、土地取得競争は激化


従業員の快適性を高める施設づくりに各社は取り組んでいる(イラストは「ALFALINK」の共用棟イメージ)
クリックして拡大
 デベロッパーによる物流施設投資が活況を呈している。コロナ禍による巣ごもり需要でインターネット通販(EC)市場が拡大していることなどが背景にあり、大手は年間数棟の開発を継続するほか、ヒューリックも物流施設開発事業に参入するなど、新規事業者も増えている。また、単に大型倉庫を建設するだけでなく、快適性を重視した空間づくりといった、商業施設やオフィスで得た知見を物流施設に付加する動きも活発だ。開発競争が激化する中、各社は選ばれるための差別化に腐心している。

■旺盛なEC需要などで開発加速、新規参入も
 物流施設は、2000年ごろからプロロジスや日本GLPなど、外資系物流デベロッパーによるマルチテナント型大型施設の開発が増加した。その後、三井不動産や大和ハウス工業などの国内企業の参入が相次いだ。EC企業関連の成長や、3PL会社の事業拡大の影響により物流施設の需要が増加し、デベロッパーのほか、商社なども参入。特に最近ではテレワークによるオフィス需要の低下や、商業施設やホテルも厳しい状況が続いていることに加え、物流施設の価値向上などの要因から注目は一層増し、ヒューリックも物流施設開発事業に乗り出した。
 かつては開発した物件を所有することが中心だったが、物流リートの上場や私募ファンドの増加で、開発投資資金を広く集められるようになったことも投資拡大の要因になっている。

(以下、本紙2021年4月27日号1面)



関東/中部
セブン&アイ・クリエイトリンク、グランツリー武蔵小杉、初の大規模改装を実施
近畿/中国
三田フラワータウンセンター南側用地、UCMが複合施設、DgSやカフェなど導入
九州/四国
Li-Ka 1920、21店が6月18日開業、鹿児島県初進出は4店
アジア/海外
三井不動産、物流開発で海外進出、タイに総延べ16万m²
小売業界動向
ウエルシアHD 22年2月期、121店出店を計画、九州エリアに進出
街づくり/都市開発
大林組、京急電鉄ら5社、MM21中央地区53街区、延べ18万m²で着工、24年3月末竣工目指す
ホテル&サービス
IHGホテルズ&リゾーツなど、岩手・安比高原で大開発、3ブランド、計1000室以上
店舗・施設関連
三菱電機、厨房用換気扇を発売、吸込温度80℃を実現
外食産業動向
マザームーンカフェ、5年後に30店体制へ、NSC出店や百貨店進出も



【連載】
デベロッパーに聞く ロジ革命 わが社の戦略 No.13
三菱商事都市開発(株) 代表取締役社長 糸川裕樹氏
商業施設の元気テナント No.236
(株)中川政七商店 代表取締役社長 千石あや氏に聞く
街づくり100選 持続可能なまち・地域最新リポート No.38
熱海銀座商店街
音のない世界のすばらしさ
プレイボール!ボールパークを探る No.1
各球団、再整備や客層拡大へ



開店フラッシュmini
コミューナルフードマーケット
プロント銀座コリドー店
ズームアップ!注目企業インタビュー
(株)大阪ハニー 代表取締役 西谷知恵氏
サイト内検索