商業施設新聞
新聞情報紙のご案内・ご購読 書籍のご案内・ご購入 セミナー/イベントのご案内 広告のご案内
2020/4/28(2343号)主なヘッドライン
20年2月期決算 小売6業界、明暗くっきり

ウエルシアHDは2桁の増収増益を確保した
クリックして拡大
 商業施設新聞はスーパーマーケット(SM)、ドラッグストア(DgS)、コンビニエンスストア(CVS)、百貨店、ホームセンター(HC)、アパレルの小売6業界大手の2020年2月期売上高をまとめた。対象16社においては10社が増収となり、特に近年好調なDgSはウエルシアホールディングス(HD)、スギHDがいずれも前期比11%増と高成長を見せた。また食品や日用品などの生活必需品を扱うSMやCVSを含め、業界は堅調に推移した。一方、百貨店はJ.フロントリテイリング、高島屋は増収とするも減益、アパレルもしまむら、アダストリアは前期比で減収となるなど、天候不順や増税、そして期末ごろからは新型コロナウイルス感染拡大の影響がじわりと出始めた。今期は感染影響が業績に直撃し、さらに今後もこれらが懸念される状況となっている。

■SM:まだら模様に
 イズミ、ライフ、USMHの3社は、イズミが営業収益7443億4900万円(前期比1.7%増)、営業利益318億8800万円(同9.6%減)の増収減益、ライフが営業収益7146億8400万円(同2.3%増)、営業利益138億7900万円(同13.0%増)の増収増益、USMHは営業収益6916億6000万円(同0.4%減)、営業利益93億5700万円(同20.8%減)の減収減益となった。イズミとライフは、新店の稼働効果に加え、改装や活性化による販売増などが寄与し増収を達成。ライフは競合他社や異業種との競争激化に加え、天候不順や台風による店舗の休業、営業時間の短縮などで既存店が売上高と客数で前期を下回り、減収となった。

■DgS:ウエルシア、スギが2桁増
 ウエルシアHD、スギHDの2社は、ウエルシアHDが営業収益8682億8000万円(同11.4%増)、営業利益378億100万円(同30.1%増)の増収増益、スギHDが営業収益5419億6400万円(同11.0%増)、営業利益297億6200万円(同15.3%増)の増収増益。業界全体として積極的な出店が顕著で、ウエルシアHDは出店129店、退店26店の計2012店、スギHDは出店116店、退店20店の計1287店とし、意欲的な出店が業績を押し上げた。


(以下、本紙2020年4月28日号1面)



関東/中部
三井不動産、MIYASHITA PARK、90店集積の複合拠点
近畿/中国
神戸交通振興、西神中央駅百貨店ビル、そごう跡の事業者募集
九州/四国
フジ、サニーTSUBAKI、3店を改装オープン
小売業界動向
イトーヨーカ堂 20年度、期初段階で閉店3店
ニトリ 20年度、34期連続増収増益へ
街づくり/都市開発
JR東日本、KAWASAKI DELTA、21年4月に全体完成
店舗・施設関連
ゼブラ・テクノロジーズ、小売テクノロジーグローバル調査、品切れでECに顧客流出
外食産業動向
フジオフードシステム、20年は45店を出店へ



【連載】
ニッポンの医療産業力



開店フラッシュ
モンテメール
開店フラッシュmini
THE BASICS FUKUOKA
ローマ軒de肉食堂 なんばウォーク店
サイト内検索