19年以降にオープンする注目の商業施設
新元号元年は渋谷でラッシュ、ポスト五輪の街づくり本格化
クリックして拡大
2019年、「渋谷スクランブルスクエア」「COREDO室町テラス」「大丸心斎橋店」などエリアの核となりそうな商業施設が開業する。新しいライフスタイルや、新しい人の流れを生んでいくだろう。当然、20年7月に開幕する東京五輪による集客もにらむ。五輪以降も品川や虎ノ門、八重洲エリアなどで大型の街づくりが進み、都市間競争は激しさを増すことが予想される。一方、市況の厳しさも指摘される郊外大型商業施設だが、イオンモールや三井不動産は引き続き大型SCを予定する。いよいよ平成が終わろうとする中、新しい時代にふさわしい商業施設や、賑わい、そして街づくりをどう仕上げるか。その期待値は高い。
◆渋谷スクランブルスクエア、COREDO室町テラスなど
住民基本台帳に基づく18年1月1日時点の人口動態調査によると、日本の総人口は約1億2520万人で、前年から37万人減少し、9年連続の減少となった。しかし、東京を中心とした三大都市圏人口は6453万人で過去最高を記録するなど、都市部への集中は依然として続く。
また開発環境をみると、地価が全国的に回復している。18年都道府県地価調査によると、全国の全用途平均が1991年以来27年ぶりに下落から上昇に転じており、三大都市圏以外の地方圏でも地価が回復している。外国人観光客の増加による店舗・ホテル需要の高まりや、再開発事業などを背景に投資が拡大しているためだ。企業収益や雇用情勢の改善、設備投資への資金流入などの要因から、20年の五輪以降もしばらく不動産市場は堅調な状態が続くとの意見も少なくない。
（以下、本紙2018年11月6日号1面）
関東／中部
ODAKYU 湘南 GATE、19年3月オープン
北海道／東北
イオンモール名取、19年春に50店の増床
近畿／中国
イオンモール津南、170店で11月9日開業
九州／四国
JR九州、熊本駅ビル、メーンテナント決定
小売業界動向
イオンSM改革、6エリアのSM会社統合
ワークマン プラス、11月に2、3号店を出店
街づくり／都市開発
三井不動産、日本橋再生計画A地区の名称決定、「日本橋室町三井タワー」に
ホテル＆サービス
NTT都市開発、京都・烏丸に新ホテル
ロジスティックス
GLP浦安II、建屋の増床を計画
店舗・施設関連
メディアフラッグ、小売向け従業員教育マニュアル、作成サービスを開始
外食産業動向
台湾ティースタンド「ジ アレイ」、19年中に30店体制へ
【連載】
商いの新しいものさし （株）商い創造研究所 松本大地 No.95
SCだからできるネット通販への抵抗力
魅せる宿泊施設 東急設計コンサルタントの仕事を探る No.3
ハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド沖縄
開店フラッシュ
モリタウン
食堂酒場ハル★チカ
開店フラッシュmini
ABC-MART GRAND STAGE GINZA
エスフォルタ赤坂店