財務省は、四半期別法人企業統計調査2013（平成25）年4～6月期を発表した。これによると金融業、保険業を除く設備投資額は8兆3106億円で、増加率は0.0％（前期マイナス3.9％）となった。
　業種別にみると、製造業では輸送用機械、石油・石炭などで増加したものの、情報通信機械、金属製品、食料品などで減少したことから、製造業全体ではマイナス9.1％（同マイナス8.3％）となった。一方、非製造業では、サービス業、情報通信業などで減少したものの、建設業、不動産業、卸売業、小売業などで増加したことから、非製造業全体ではプラス5.6％（同マイナス1.5％）となった。


　資本金階層別の増加率をみると、10億円以上の階層はマイナス1.1％（同マイナス4.9％）、1億～10億円の階層はマイナス2.4％（同マイナス1.4％）、1000万～1億円の階層はプラス4.0％（同マイナス2.7％）となった。
　なお、ソフトウエア投資額は6774億円で、増加率はマイナス13.5％（同プラス9.7％）となり、ソフトウエア投資額を除いた設備投資額は7兆6332億円で、増加率はプラス1.4％（同マイナス5.2％）となった。