財務省は、四半期別法人企業統計調査2012（平成24）年10～12月期を発表した。これによると金融業、保険業を除く設備投資額は9兆767億円で、増加率はマイナス8.7％（前期プラス2.2％）となった。
　業種別にみると、製造業では、生産用機械、食料品、石油・石炭などで増加したものの、情報通信機械、鉄鋼、電気機械などで減少したことから、製造業全体ではマイナス9.6％（同プラス0.5％）となった。一方、非製造業では、運輸業、郵便業、電気業、物品賃貸業などで増加したものの、サービス業、情報通信業、建設業などで減少したことから、非製造業全体ではマイナス8.2％（同プラス3.3％）となった。
　資本金階層別の増加率をみると、10億円以上の階層はマイナス1.9％（同プラス1.1％）、1億～10億円の階層はマイナス6.8％（同プラス2.2％）、1000万～1億円の階層はマイナス22.1％（同プラス4.8％）となった。
　なお、ソフトウエア投資額は7630億円で、増加率はマイナス22.9％（同マイナス0.1％）。ソフトウエア投資額を除いた設備投資額は8兆3137億円で、増加率はマイナス7.2％（同プラス2.4％）となった。