全国でMICE施設の開発が活発化している。国内での2017年国際会議開催件数は、過去最高の414件(日本政府観光局=JNTO調べ)を記録し、開催数の増加が整備数の増加に直結している格好だ。新設に加え、増築や建て替えなどを含めると計画数は約20に上り、自治体における活性化施策、街づくりの核の一つとなっている。エリアは、北海道から九州まで広範囲で整備が進められ、とりわけ集積地として近畿、九州が目立ち、この2つで全体の約半数を占めるなど地方創生の切り札としても期待が高まる。
※商業施設新聞2262号(2018年9月18日)(1面)