財務省は、四半期別法人企業統計調査2016（平成28）年10～12月期を発表した。これによると、金融業、保険業を除く設備投資額は10兆9350億円で増加率はプラス3.8％（前期はマイナス1.3％）となった。


　業種別にみると、製造業では、情報通信機械、はん用機械、生産用機械などで減少したものの、化学、輸送用機械、食料品などで増加したことから、製造業全体ではプラス7.4％（同マイナス1.4％）となった。一方、非製造業では、サービス業、運輸業、郵便業、卸売業、小売業などで減少したものの、情報通信業、不動産業、建設業などで増加したことから、非製造業全体ではプラス1.9％（同マイナス1.3％）となった。


　資本金階層別の増加率をみると、10億円以上の階層はプラス4.2％（同マイナス0.4％）、1億～10億円の階層はプラス1.3％（同プラス12.3％）、1000万～1億円の階層はプラス4.8％（同マイナス10.9％）となった。
　なお、ソフトウエア投資額は9432億円で、増加率はプラス10.3％（同マイナス1.1％）。ソフトウエア投資額を除いた設備投資額は9兆9918億円で、増加率はプラス3.3％（同マイナス1.4％）となった。