2024年、訪日外国人数が過去最多の3686万9900人(日本政府観光局調べ)を記録したが、政府はさらなる増加を目指している。これを後押しする施策が「客船ターミナル」や「MICE施設」などの施設整備だ。客船ターミナルは長崎で構想を含め2件の計画があるほか、東京・晴海では暫定施設の稼働が始まる。MICE施設はコロナ禍で事業が一時ストップしていた札幌の案件が再始動するなど、にわかに盛り上がりを見せている。いずれも周辺施設へ人の波及が期待でき、一帯での賑わい創出が進むとみられる。
商業施設新聞2581号(2025年1月28日)(1面)