財務省は、四半期別法人企業統計調査2014（平成26）年4～6月期を発表した。これによると設備投資額は8兆5617億円で、増加率はプラス3.0％（前期はプラス7.4％）となった。


　業種別にみると、製造業では、食料品、電気機械、鉄鋼などで増加したものの、石油・石炭、情報通信機械、輸送用機械などで減少したことから、製造業全体ではマイナス0.8％（同プラス6.8％）となった。
　一方、非製造業では、電気業、建設業、運輸業、郵便業などで減少したものの、不動産業、卸売業、小売業、サービス業などで増加したことから、非製造業全体ではプラス5.0％（同プラス7.7％）となった。
　資本金階層別の増加率をみると、10億円以上の階層はマイナス1.4％（同プラス4.9％）、1億～10億円の階層はプラス13.2％（同プラス13.8％）、1000万～1億円の階層はプラス6.7％（同プラス9.9％）となった。


　なお、ソフトウェア投資額は7868億円で、増加率はプラス16.1％（同マイナス1.4％）となり、ソフトウェア投資額を除いた設備投資額は7兆7749億円で、増加率はプラス1.9％（同マイナス8.3％）となった。