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2015/6/11(2146号)主なヘッドライン
中国太陽電池、需要・投資ともに活況
内需過去最大で20GWも、アジアへの投資案件急増

 中国の太陽電池(PV)市場と製造が大きく回復し、生産計画や設備投資の両面で強気の事業戦略を打ち出す企業が増えている。2015年の中国市場は過去最大の20GWと予測する業界関係者も現れた。欧米の反ダンピング課税の回避や新興国市場を取り込むため、海外工場を建設する企業も目立つ。

 欧州経済の悪化を契機とする世界的なPV不況は14年に終わったが、設備過剰の解消に3年もの時間を要した。不況を脱した14年に中国PV業界は完全回復すると期待されたが、政府が掲げた太陽光発電の年間導入目標14GWを達成できなかった。補助金政策の不備や欧米政府の反ダンピング課税が逆風になった。
 中国政府は3月、15年の導入目標を15GWに定めた。前年の目標割れで辛酸を舐めた多くの企業は「年前半は様子を見ながら投資のアクセルの踏み加減を探っていた」(中国PV部材メーカー幹部)。だが、先ごろ発表された統計で1~3月期の導入実績が5GWだったと判明すると、多くの企業が政府目標を超える17~18GWの導入予想を打ち出した。「導入量は年末に急増するので、15年は20GWまで拡大する可能性もある」と、強気な設備投資に踏み切る企業も現れた。

(以下、本紙2015年6月11日号1面)



◇ 安川電機、愛知にRCを開設、ロボット51台を設置
◇ 安川電機、産業用ロボット事業、10年で2倍以上に拡大
◇ BYD、長沙と武漢で増産、EVバスや貨物車など
◇ 住友電工、中計目標を上方修正、17年度に売上3.3兆円
◇ ZMPとDeNA、ロボタクシーの合弁会社を設立
◇ サンケン電気、15年度投資は150億円、アレグロ新工場8月稼働
◇ 新日本無線 15年度、設備投資は7割増、生産増強や設備更新に
◇ 豊田合成 15年度、LED17%増収へ、高付加価値で増益狙う
◇ コイズミ照明、3年で10億円投資、兵庫の生産拠点を増強
◇ インテル、アルテラを買収、買収金額167億ドル
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◇ WSTS春季予測、17年まで成長継続、日本市場も右肩上がりに
◇ マクニカ・富士エレホールディングス 15年度、売上高 国内首位に、
  世界シェア5%が目標
◇ 三井金属 14年度、極薄銅箔が牽引、15年度は増収増益へ
◇ アオイ電子 15年度、設備投資は44億円、集積回路関連が大半
◇ 東京応化工業、厚膜レジスト好調 PKG材6割増へ
◇ 中国、パネル内製化50%へ、高画素品はまだ輸入依存
◇ セイコーエプソン、MOVERIOの販売順調、プロジェクターのコア技術が強みに
◇ NHK、9.6型8Kパネル開発、技研公開で最新成果披露
◇ OLEDWorks、フィリップスから有機EL事業取得
◇ GSユアサ LiB事業、15年度は減収見通し、利益はイーブンを計画
◇ ロンジー、PV製造を垂直統合、買収した楽葉光伏を増強
◇ ノリタケ、PVペースト減収 新製品で巻き返し
◇ 国内SPE各社 15年度見通し、下期不透明で慎重予想、カギ握るNAND投資
◇ 大阪大学産業科学研究所ら、ナノ加工材料を研究、EUVレジストに応用
◇ ダイヘン、半導体機器事業 2桁の増収増益
◇ 日本光電工業 15年度、設備投資に96億円、開発拠点などを整備
◇ 日機装 工業部門、航空事業28%増収、ポンプシステムは低調
◇ 東軟医療系統、中国初の国産CT、128列マルチスライス機
◇ 帝人ら3社、新型ビーコンを発売、2次元通信技術を活用
◇ SEMITEC、新製品を相次ぎ投入、自動車や医療向けに
◇ 日本電産テクノモータ、第2期棟が稼働、福井の技術開発拠点で
◇ 村田製作所、SMT型MEMS 角加速度センサー
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