24年は6%成長に、中国投資引き続き高水準
半導体設備投資、ピーク更新へ先端投資カギ
2024年の半導体設備投資金額は、前年比6%増の1550億ドル規模となりそうだ。年初段階では横ばい程度が見込まれていたが、中国の成熟世代向け投資の勢いが衰えず、高い水準をキープしていることもあり、従来予想を引き上げた。ただ、その中国投資も24年にピークアウトする可能性が高いことから、25年の過去ピーク更新に向けてはDRAMやファンドリーなど先端プロセス投資がカギを握る。DRAMはHBM需要に関連した微細化・キャパシティー増強投資、ファンドリーは3/2nm世代の追加ならびに新規投資が焦点となりそうだ。
(以下、本紙2024年8月1日号1面)
自動車産業・部品
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IT・半導体産業
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AMD、AI研究所を買収、エコシステムを構築へ
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プリント回路・実装
ディスコ 4~6月期、過去最高の出荷高、AI向けに好調維持
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電子ディスプレー
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コーピン、OLEDoSが軍用に、LCDからシフト
電池・新エネルギー
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リコー、宇宙でPSC実証、軌道上で発電性能を評価
製造装置・材料・FA・ロボット
ASML 4~6月期、中国向け売上5割、EUV受注高は回復
Orbray、新工場の計画前倒し、29年度に売上400億円目標
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人型ロボット、製造現場で実証拡大、生成AIとの融合も加速か
ニアフィールド、1億ユーロ超を資金調達、計測・検査システム増産へ
アバターイン、37億円を資金調達、AIサービスを創出へ
一般電子部品
ニデック 4~6月期、売上・営業利益は最高、半導体やDCに注力
フジクラ、光ファイバー技術を語る、AI時代へ3つの観点が肝
サムスン電機、新型MLCCを開発、EV向けで高電圧
前線で戦う女性たちの「今」を聞く No.105
長崎県産業振興財団 企業誘致推進本部 マネージャー 岩永ひかり氏
DSCC田村のFPD直球解説 No.78
アップルのパネル調達戦略
韓国財閥の功罪 No.38
韓国財閥の未来像(3)
こうなる2024下期天気予報 No.4
太陽電池/2次電池
インタビュー
ローム(株) モジュール事業本部 フォトニクス事業部 部長 山本忠司氏
ニッタ・デュポン(株) 代表取締役社長 小森谷和雄氏