DC向けカスタムチップ、デザインハウスが存在感
6.5兆円市場巡り競争激化、米台勢が筆頭、ソシオも本格参入
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大規模データセンター(DC)を運用する米系ハイパースケーラー各社が独自の半導体チップ開発を進めるなか、その設計パートナーとしてファブレス半導体企業/デザインハウスの存在感が大きくなっている。米系のファブレス半導体企業を筆頭に、近年は台湾のASICデザインハウスも目覚ましい成長を遂げている。また、国内ではソシオネクストが北米のDC市場への本格的な参入を図るべく、商談獲得に動いている。生成AIの台頭を契機に急成長を遂げ、将来的には6.5兆円規模になる可能性を秘めたDC向けカスタムチップ市場を巡る動向をまとめた。
(以下、本紙2024年5月30日号1面)
自動車産業・部品
ホンダ 23年度、販売台数は11%増加、北米で大幅に拡販
ホンダ、EVの包括調達網、カナダで構築を検討
NHTSA、米でAEBS義務化、昼夜のPDを含む
IT・半導体産業
キオクシア 1~3月期、6四半期ぶりに黒字、ASP10%台後半の上昇
ルネサス、インド市場の開拓強化、30年に売上比率最大15%
ソシオネクスト 23年度、売上高は15%増加、自動車・DC関連が増加
インフィニオン 24年9月期、売上計画を下方修正、最終市場の需要が低迷
SMICと華虹、1~3月は大幅減益、工場稼働率は回復傾向
ナビタス、通期見通し引き下げ、EVと太陽光向け軟調
プリント回路・実装
レゾナック、PMの材料開発を強化、モジュールの一貫試作も
サムスン電機 1~3月期、PKGは8%増収、ガラス基板ライン構築
イノラックス 1~3月期、11%の増収達成、収益性の改善進む
プレイナイトライド、1~3月は売上倍増、台湾向けにCOC好調
電池・新エネルギー
LONGi、24年出荷は100GW、新型ウエハーを量産へ
米国のPV企業、輸入セルに関税要求、対象は東南アジア4カ国
旭化成、カナダの新工場 立地場所を決定
製造装置・材料・FA・ロボット
SCREEN 24年度、中国向け好調継続、SPEは10%増収予想
東京精密 4~9月期、半導体装置は13%増、AI向けで好調維持
TOWA、24年度は2割増収、AI向けに封止装置好調
クオルテック、パワー半導体の評価拠点、堺市で25年1月開設
産業用ロボット国内3社 1~3月期、投資減で受注が減少、在庫調整などが長期化
Youibot、日本での事業加速、半導体向けで豊富な実績
一般電子部品
アルプスアルパイン 24年度、減収も増益確保狙う、安定収益の土台作り断行
イリソ電子工業 24年度、車載伸長で増収増益、設備投資は80億円計画
太陽誘電、700億円の投資計画、MLCC筆頭に増強継続
『一心千里』 ~走っていれば、見えてくる 永田 隆一 No.176
講義 理系学生が学ぶ マーケティングの本質
韓国財閥の功罪 No33
韓国財閥の罪①
インタビュー
CSコネクテッド ディレクター クリス・メドウズ氏(上)
(株)SCREEN GPジャパン PE営業統轄部 統轄部長 坂野冬樹氏/
PE営業統轄部 PE営業部 担当副部長 池田智久氏