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2014/9/3(2107号)主なヘッドライン
電子デバイス天気予報、スマホ・自動車好調で晴天続く
半導体工場の稼働高水準、液晶と有機ELは明暗

 本紙は、半導体/ディスプレーなど電子デバイスに関する市場予測をまとめた。スマートフォン(スマホ)などのモバイル機器が好調を維持していることに加え、自動車の電装化に伴い車載用半導体の需要が旺盛で、この2大市場を軸に2014~15年は半導体・ディスプレー市場のさらなる成長が期待できそうだ。今のところ、足元のビジネスに大きな不安材料はないだけに、今後のポスト・スマホなど新たな需要の芽を模索する絶好のタイミングと捉えることができる。

 大手調査会社や業界団体が相次いで市場見通しを上方修正するなど、14年の半導体デバイス市場は活況を呈している。調査会社のガートナーは前回予測の前年比5.4%増から、14年7月に同6.7%増の3360億ドルに見直した。同様に、WSTSも14年4月に14年の世界半導体市場規模を前年比6.5%増と前回予測の4.1%増から上方修正しており、半導体がまだまだ成長産業であることを示している。
 この市場成長を牽引しているのは、やはりスマホをはじめとするモバイル機器。スマホは前年に対し2割以上伸び、12億~13億台の市場を形成することが確実で、台数比較ではパソコンの4倍近い出荷となる見通しだ。14年の前半(1~6月)はLTEサービスの導入に沸く中国スマホが市場を大きく牽引し、年後半の7月以降は9月中旬に発売を控える米アップルの新型iPhoneの部品需要が市場を支えるという好循環を実現。足元では在庫過多で中国スマホの需要にやや一服感があるものの、10月以降および15年年明け以降は再び増産基調に入ると見られ、引き続き期待が持てる。

(以下、本紙2014年9月3日号1面)



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◇ 村田製作所、ペレグリン買収 RFを一貫開発
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◇ オリジン電気、本社と開発機能移転、さいたま市で15年秋稼働
◇ 田中貴金属工業とメムス・コア、MEMS技術で提携、開発スピードを向上
◇ オムニビジョン、買収提案に前向きか、SMICら中国企業がオファー
◇ 住友電工、FPCを用いた給電モジュール
◇ 海外OSAT主要4社 4~6月期、スマホ活況で15%増収、設備投資 相次ぎ増額修正
◇ エルナーとマルチ、高周波基板を開発、共同でミリ波レーダー用
◇ シークス 1~6月期、車載好調で増益 売上高は微減に
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◇ UDC 4~6月期、5四半期連続で黒字、材料の売り上げ3割増
◇ 小森コーポレーション、タッチ用に量産機、フォトリソ同等の電極印刷
◇ アルバック・クライオ、極低温冷凍機が軌道に、応用品含め売上高10億円へ
◇ アミタ、台湾で再生事業、シリコンスラリー廃液
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