サムスンディスプレー、G8.5で有機EL量産検討
フルサイズかハーフで検証、塗り分け蒸着は縦か横か
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韓国のサムスンディスプレー(SDC)は、8.5世代マザーガラスを用いた有機ELディスプレー蒸着ラインの新設を検討している。スマートフォン(スマホ)用に続き、タブレットやノートPC、モニターといった中型IT用市場を開拓するのが狙い。マザーガラスの大型化を通じて、追随するLGディスプレーや中国FPDメーカー各社との差を広げる考えだ。
有機ELは、アップルの全面採用などでスマホへの搭載比率が3割を超え、小型市場では成功を収めた。だが、スマホ用の蒸着ラインでスタンダードサイズとなっているG6ハーフ(925×1500mmガラス)ではIT機器用中型パネルの取れ効率が低く、取り枚数を増やして製造コストを下げるにはマザーガラスを大型化する必要がある。
(以下、本紙2021年12月2日号1面)
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IT・半導体産業
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液晶・ディスプレー
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電池・新エネルギー
積水化学工業、25年にPSC事業化、移動体などの新市場創出
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医療・航空・ロボット
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日本航空電子工業、車載用製品を拡大、ADASやEVへ新展開
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前線で戦う女性たちの「今」を聞く No.73
(株)日刊工業新聞社 総合事業局イベント事業部 山崎美和子氏
産官学のフューチャープラン No.271
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DSCC田村のFPD直球解説 No.46
22年FPD市況の注目点
インタビュー
KDDI(株) パーソナル事業本部 サービス統括本部 5G・xRサービス企画開発部 サービス・プロダクト企画2G 課長補佐 白石里咲氏(上)
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ファインテックジャパン2021特集
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