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2013/10/9(2061号)主なヘッドライン
NEDIA 日本電子デバイス産業協会 発足
部品~セットを有機的に連携、3年以内に500社を結集

 去る9月30日、ニッポン電子デバイス産業に横串を通す新団体がキックオフの時を迎えた。既存の4団体を統合して発足した一般社団法人日本電子デバイス産業協会(NEDIA=Nippon Electronic Device Industry Association)だ。デバイス~装置・材料~アプリケーションに関わる企業・団体を巻き込んだ横断的な組織として、既存の業界団体とは一線を画し、オールジャパン体制で異業種の有機的な連携を進めることを最大の使命とする。一部で後退が続いてきた電子デバイス産業に巻き返しの展望が開けるか、NEDIAの今後の活動に注目が集まる。

 NEDIAは、一般社団法人日本半導体ベンチャー協会(JASVA)、NPO法人日本半導体エンジニアリングネットワーク協会(JSENA)、日本半導体部品工業会(JAST会)、日本EDAベンチャー連絡会(JEVeC)の4団体を統合して設立された。会員企業・団体は200社超。会長には(株)東芝 常任顧問(前執行役副社長)の齋藤昇三氏、副会長にはソニー(株) 業務執行役員SVPデバイスソリューション事業本部長の岡本裕氏が就任した。
 NEDIAが手がけていく最も重要な事業が「協業加速機会の提供」だ。医療、航空宇宙、ロボット、次世代環境車、再生可能エネルギーといった新アプリの研究開発を横断的に加速しつつ、産業の未来像を探り、シナリオの策定やマーケティング機能も担い、オープンイノベーションの創出を促進していく。
 発足に合わせて会見した齋藤会長は「大手企業が集まり政府と協議するような業界団体をトップダウンの組織と呼ぶなら、NEDIAは草の根運動を展開するボトムアップの組織。川上から川下までをカバーするNEDIAのような団体は今まで日本にはなかった。トップダウンとボトムアップが協調すれば、運動論にまとまりが出る」と、その存在意義を定義した。

(以下、本紙2013年10月9日号1面)



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