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2020/8/13(2410号)主なヘッドライン
自動車メーカー、LiB自社生産を積極化
安定調達でリスク軽減狙う、テスラは外部供給も視野

VWの「Center of Excellence(CoE)」
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 電動車市場の拡大に伴い、需要が増加している車載用リチウムイオン電池(LiB)。パナソニック、CATL、LG化学ら車載用LiB専業メーカーが増産に取り組む一方で、ここにきて自動車メーカー自身による車載用LiBへの投資強化が目立ってきた。外部調達だけでなく、自ら生産することで調達量を安定させ、リスク軽減を図るのが狙いだ。従来は電池パックが中心だったが、最近ではセルへの投資も増えており、他の自動車メーカーに供給するなど供給側に転じる動きも出てきた。

 米ブルームバーグによると、2020年の世界LiB生産量は432GWhだが、25年には1769GWhへ4倍に伸びると予測している。搭載容量の多い電気自動車(EV)向けが需要のメーンだが、これはハイブリッド車(HV)やプラグインハイブリッド車(PHV)が10kWh以下であるのに対してEVは20~100kWhと多く、航続距離の延長に向けて増加傾向にあるからだ。
 EVの主要市場は中国と欧州。富士経済によると19年の世界EV出荷台数は167万台で、うち中国が95万台、欧州が37万台となり、中国・欧州で世界の84%を占めた。35年には世界1969万台、中国862万台、欧州727万台に拡大し、中国・欧州で81%を占めると予測している。
 したがって、LiBの設備投資は中国・欧州が中心となるが、これまでに中国でパナソニック、CATL、LG化学、サムスンSDI、BYD、欧州でCATL、LG化学、サムスンSDI、ノースボルトといったLiBメーカーが車載用LiB工場を建設してきた。
(以下、本紙2020年8月13日号1面)




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